モディが変えるインド:台頭するアジア巨大国家の「静かな革命」

著者 :
  • 白水社
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560095546

作品紹介・あらすじ

現代インドの実相が見えてくる
 昨年11月、「トランプ・ショック」の陰でいきなり高額紙幣の廃止を宣言し、インド国民のみならず国際社会の度肝を抜いた首相ナレンドラ・モディ。そのカリスマ性や高い実務能力、大胆な政策、巧みな官僚操縦、そしてエリート階級の出身ではないたたき上げという点で、「インドの田中角栄」とも評される人物だ。本書は「SNSフォロワー数世界一のリーダー」と言われるモディの姿を通して、現代インドの政治、経済、社会、外交を概観し、南アジア情勢と日印関係についてわかりやすく解説した入門書である。
 伸長著しいインドの台頭ぶりを示す指標は枚挙にいとまがない。しかし、存在感と重要性が増す一方で、インドは依然として「わかりづらい」という印象を持たれがちだ。「牛の保護」が重大な政治的・社会的イシューとなっているのはなぜか。今なお続くカースト制度や宗教対立の背景には何があるのか。地域と国際社会でのインドの興隆は日本にとって何を意味するのか。また、米中とどのように距離をとっていくのか――。長年にわたって南アジア研究に携わってきた著者がこうした疑問に丁寧に答え、巧みな筆致で現代インドの諸相をあぶり出す。写真・図版多数収載。

感想・レビュー・書評

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  • 期待していた内容ではなかったため、3点

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  • 自分には期待外れでの本でした。
    インドのモディ首相はどんな経歴のひとで、どんな考え方をしていて、今後どうしていくだろうということが書いてあることを期待していた。
    政党がどうのこうのという話ばかりで、そんなの興味ないんじゃ~って感じです。
    https://seisenudoku.seesaa.net/article/472426133.html

  • インドに行く前に勉強のために読む。
    インドの多様性ということが、現代的な文脈でよく理解できる。

  • 高額紙幣を廃止した現首相モディの名前がタイトルにあるので読み始めてみたが、
    現代インドの政治、経済、社会、外交の大まかな状況を読みやすくまとめてある良書。
    まだまだポテンシャルを秘めた国、したたかな外交をおこなう国がインド。
    今後の日印関係は非常に深くなり重要度を増すであろう。

  • 東2法経図・開架 312.25A/Ka72m//K

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著者プロフィール

1976年愛知県生まれ。岐阜女子大学南アジア研究センター特別客員准教授。中央大学総合政策学部卒業後、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科で修士号取得。在中国、在インド、在パキスタンの日本大使館で外務省専門調査員として勤務。著書に『インパールの戦い』(文春新書)、『モディが変えるインド』『インド独立の志士「朝子」』(以上、白水社)、共著に『軍事大国化するインド』(亜紀書房)、『台頭するインド・中国』(千倉書房)、訳書に『日本でわたしも考えた』『アメリカ副大統領』『シークレット・ウォーズ(上下)』『ネオ・チャイナ』『ビリオネア・インド』(以上、白水社)、監訳書に『日本軍が銃をおいた日』(早川書房)などがある。

「2022年 『インド外交の流儀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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