- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560097991
作品紹介・あらすじ
〈謎SF〉の世界へようこそ! 謎マシン、謎世界コンタクト…、中・米の現代文学最前線から、インスピレーションによって紡がれた偏愛の7篇の競演!
感想・レビュー・書評
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サヴァブッククラブで出会った一冊。
自分ではなかなか出会えないものに出会えるのがこの企画のすばらしいところ。
本当にタイトル通りの『謎SF』で、どの作品もとにかく『新しい』。
読書ってほんとうにどこまでも終わりがなくて、飽きもなくて、楽しいなぁ。
個人的には改良人間が好きでした!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まだ国内で知られていない中国とアメリカのSF作家の短編七篇が収められているが、タイトル通り“謎”というか、世界観が難解というか、すんなり入ってこない作品がほとんどで、かろうじて「マーおばさん」が読みやすかったなと。
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『マーおばさん』『改良人類』◎。
中国SFの面白さはまだしばらく続きそうだな。 -
どの短編も違う魅力に溢れており、大変面白く読めました。こんなレベルの高いSF集を編んでくれて感謝しかないです。
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サヴァ・ブッククラブの二月の一冊目。
普段自分では見つけることのできない、見つけてもなかなか手に取る勇気がない本をこうして読めてとても楽しかった!
すごいなSFって。私の頭がいかにかたいか…。なんて自由な世界なんだろう!理解できてないところもありそうだけど(多分めちゃくちゃある)でも全部楽しかった。
焼肉プラネットはわかりやすくてとくに面白かった。 -
中国のパリッとした構成と、アメリカのぼんやりとした構成、どちらも魅力的。アメリカの作家たちの遠い記憶を描くような作風、読んでて落ち着く。
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「宇宙は二つに分かれる。けれど、片方の宇宙で僕と君はいつだって一緒だよ」
「君と過ごした時間を忘れないよ、たくさん君を怒らせたりしたけど、どうか許してくれよな」 -
どちらの国もあまり知られていない作家の紹介という観点がとても興味深い。
巻末の対談もとても面白い。 -
中国系作家によるSFアンソロジー。劉慈欣の大作「三体」が世間を騒がせているけれど、SF=西洋世界の作家たちの独壇場という観念は当然ながらもはや古くて、今やアジアでも隆盛を誇り、独自の筆致と世界観を持つ作家がいくらでもいるのだ、ということを気持ちいいぐらい実感させてくれる一冊。秋の夜長に想像力を膨らませるのにオススメです。