- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784560509548
作品紹介・あらすじ
性的障害か、特殊な愛のかたちか?その定義と分類、治療の是非、行なわれるべき治療のアプローチを解説。サディズムとマゾヒズム、フェティシズムと服装倒錯、露出症と窃視症などについて解き明かすことによって、人間の精神現象の意外な本質にせまる。
感想・レビュー・書評
-
サディズムやマゾヒズム、フェティシズム、服装倒錯、同性愛、露出症、窃視症、レイプ、小児性愛、近親相姦それぞれを精神分析的観点から端的に分類した本。
色々な倒錯を俯瞰するのには便利かも。
多くの性倒錯の人々が衝動的というよりも計画的で劇場性を重視するということは知らなかった。
性倒錯がマイノリティであるとは言い切れないが他者に苦痛を与えちゃまずいよねというのが著者の主張。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
母校OPACで「精神分析」で調べたら出てきた。
-
読んだ。面白かった。
-
性に対して、正しい愛情表現というものはありえない。いわゆるマゾやサド、それ以外にも性倒錯にはネクロフィリア、ペドフィリア、露出症や窃視症といったいろいろな性遍歴がある。本書においては、症状や行動、そして男女による内訳といったものが記載されている。この本自体が新書ということもあり、一つ一つの分量が抑えられていることや、簡潔かつ読者の心をくすぐるようなものではなかったことは残念であった。ただし、この本を読むことで、これから相手を見るとき、そして相手を知るときに、偏見を抑えてフラットな目で見ることができるのではないかと考えられる。
-
心理学者の立場から見ると倒錯と犯罪を混同してはならない。フロイトから研究が本格的になった。フランス革命まで同性愛者は処刑された。
-
非常にすっきりと分類して書いてあるのですが、精神分析などの基礎知識がないとなかなか歯応えがありすぎます。