- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562042951
感想・レビュー・書評
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3分の2ぐらいまで、主人公に対して苛々を通り越して「こいつはヤバイ」ドン引き感があるけど、そこを堪えてラストまで読んでよかった。奇妙な爽やかさ。ご都合主義でベタかもしれないけど、物凄く私の好きなラストでした。
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単行本と文庫本では内容が若干変わっているらしい。今回読んだのは文庫本。
売れないバンドマンのギタリストが主人公。付き合ってた彼女はイケメンの医者に奪われてから嫉妬の嵐に駆られる。イケメンドクターがサイコパスではないかと疑い、仲間と一緒に探偵ごっこを始める。
前半は予想通りの展開でありきたりだなぁと思ってたが、残り2割でどんでん返しが待っていた。
リボンではなくリバースである理由、最後に述べられていて救われる気持ちがした。
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記録
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主人公が彼女のためにひたすら奮闘するっていう・・・・・
ただ、その彼女が顔だけの最低な女っていう・・・
さらに犯人より救いようがないっていう・・・・・ -
文体が軽く読みやすかったが、主人公の独りよがり・思い込みの激しには辟易。
周りの迷惑を顧みずバイトも辞め、仲間とやっているバンドにも参加しないでストーカーまがいの行為を繰り返す。
臓器移植・近親相姦・虐待など扱っているテーマは決して軽くはない。
が、300ページほどの本書では上っ面を浚っただけという感は否めない。
だからテーマは重たいのにさらっと読めてしまったのだろう。