午前二時のグレーズドーナツ (コージーブックス ベ 1-1 ドーナツ事件簿 1)
- 原書房 (2012年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784562060023
感想・レビュー・書評
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お菓子探偵ハンナ+珈琲探偵みたいな設定だなあ。
まずドーナツ屋が昼の12時に閉まってしまうことにびっくり。ドーナツっておやつじゃないんだ。朝食なんだ。
ドーナツっていろんな場面で四六時中出てくるからおやつ扱いだと思ってたよ。
そして朝6時から店を開けるために夜中の2時から仕込みを始めるってのにも驚いた。
ドーナツ持って聞き込みって謳い文句の割には肝心の相手のドーナツへの反応が描写不足でいまいちその美味しさが伝わってこないのが残念。作り手でもあるスザンヌのドーナツへの愛情も同じく。(そう思うと、なんだかんだ言ってハンナシリーズはすごい)
個人的にはホームステイしていたことのあるノースカロライナの風景がほとんど出てこなかったことにもがっかり。
まだ作者の筆が固いように感じるんだけど、キャラに更なる肉付けをしてもっと活き活きと動くようになって欲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クッキーのハンナシリーズにそっくり(悪く言えば二番煎じ)なんだけど、あちらを追いかけてる読者としては、新刊待ちの間に読むには悪くないかな。
翻訳コージーミステリってほとんどステレオタイプなので、主人公に好感を持てるかどうかって、もしかしたら翻訳者の腕によるところがかなりの大部分を占めるんじゃないかと思った。
ハンナシリーズは翻訳がかなりいい働きをしてるけど、こちらも、翻訳は結構好みかも。
つまり、ステレオタイプなトラブルメーカー無謀ヒロインに、あまり嫌悪感を持たずに読めた(笑)
でもやはり、ハンナシリーズに比べると数段魅力は落ち、それはミステリとしての、トリックや推理部分が魅力なしだから。
ヒロインは、「探偵」や「推理」はしてないよね、ただ「かぎまわってる」だけで。
一応その点は次作に期待。 -
軽く読めるコージーミステリ。
恋愛要素も少しあって、ドーナツもおいしそうです。
主人公の勢いも良くて、楽しめました。 -
読む時間を完全に間違えました。
ドーナツが食べたくて仕方ない…!
でもヒロインのキャラがどうにも好きになれなかったのが残念。 -
これを読むと、ドーナツが食べたくて仕方なくて、でも日本のドーナツじゃなくて、ゴテゴテの甘すぎるドーナツ!が食べたくなって、わざわざ買いに行っちゃいました。
そのくらいドーナツ美味しそうです -
さっくりと読める安定のコージー。
ロマンスも気になります。ドーナツ買いに行かなければ、、、 -
楽に読めました。なかなかおもしろかった
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日本ではドーナツがブームである(たぶん)。
クリスピークリームドーナツがやってきて、コンビニにも進出してきて、多分小麦粉と砂糖と油は正義みたいなノリなのかなーと。ロハスじゃなかったのか。ジャンクフードは強いのか、であるが。
ヒロインはアメリカの小さな町のドーナツ屋さん。
そこで起きる殺人事件と恋模様を描いたコージーミステリ。
個人的には、ヒロインがジョージに冷たいと思うんだよね。
リソースの配分としては問題無いけど、若干、薄情かなぁと。みんなヒロインに優しいよね。私ならヒロインとは距離を置くなぁ。
ただ、逆ハーなロマンス小説だと思えばアリな気もする。ヒロインがたくましくてうらやましい。
この本とは関係ないけど、コージーミステリというジャンルって日本にあるんだっけ?とふと思う。
Wikipediaによると、やはり無いらしい。
コージーミステリとは、居心地のよいという「cozy」を意味する言葉を冠したミステリのことであり、古く「はミス・マープル」や「ジェシカおばさんの事 件簿」などだそうな。
ヒロイン(たいていは女性)が暮らしている地域で起きる事件を解決するタイプのミステリだ。個人的にはなんとなく食べ物描写が多い気がする。アメリカやイギリスなどのあまり見慣れない食べ物が美味しそう。
日本では日常の謎になってしまい、人が死なない気がする。
北森鴻氏の香菜里屋シリーズは美味しそうだったなぁ。
アメリカでは必ず人が死ぬんだけど、居心地のよい地域で延々と殺人事件が起きても「日常」なのか、アメリカって怖いというよりフィクション の世界なんだろうな。日本の場合、名探偵コナンの世界だけだろう。 -
は〜!ドーナツ食べたい!みんなそうだろね笑。ほんわかコメディだね。急に犯人に気がついた感が女性っぽい笑。
まぁ気軽に楽しめた。ドーナツ!ドーナツ! -
面白く読めました。
表紙がおいしそうでイイ!ww