大地の子エイラ―始原への旅だち 第1部 (上)

  • 評論社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566021129

感想・レビュー・書評

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  • この本は、小学生だったか、中学生だったかその頃に読んだ本です。

    かなり衝撃を受けました。
    この時代にも、人種?差別や言語?の違いがあったのかもしれないですね。
    この作家さんは、宮部みゆきさんと同じ、私たちに分かりやすく当時の様子を描いたと思います。
    もともと人類学者だったので、その描写もかなり詳しく描かれています。

    素晴らしいとしか言いようがないくらい素敵な本です。
    その当時、図書館で選んだ自分を褒めてあげたいくらい、よい出会いをしました。

  • 中学生の時に読んだ懐かしい本。私の古代モノ好きのルーツは、エイラシリーズにあると思う。
    火興し、狩り、洞窟の暮らし、古代の暮らしを想像しながら毎日夢中で読んだことを懐かしく思い出しながら、再読しました。

  • ひとりぼっちになってしまったクロマニヨン人の少女が、ネアンデルタール人の部族に育てられる話。

    このあらすじ(?)を読んだだけで、本文を読んでみたくなりました。
    原作が発表されたのは、1980年なので古人類学的には現在の知識とは異なっている部分もあるのでしょうが、ある種のファンタジーとして読むことができました。

    そのうえで、描き出されている過去の自然やネアンデルタール人の特徴、部族での慣習がとても豊かで細部まで想像することができます。
    私たちの祖先はクロマニヨン人なのですが、話の中ではネアンデルタール人の視点が主となり、主人公のクロマニヨン人・エイラの容姿が醜いといわれていたりするのが新鮮でした。

    全体で第5部まであるなかの、第1部の上中下巻の上巻なので、物語はまだ始まったばかりというところ。エイラも幼い少女からネアンデルタール人の年齢でいうと、成熟する一歩手前という感じ(エイラはクロマニヨン人なので、成長がどのようにすすむのかはわかりません)です。それでも、というかそれだからこそというか、エイラとネアンデルタール人たちの違いが際だっていておもしろい。このあと、エイラがどのように成長していくのかが楽しみです。

  • 中学3年生の時に読んだ本。
    何回も読み返してボロボロの単行本をまだ手元に置いています。

    この間第5部を読み、改めて素晴らしい本だったので登録。

    間違いなく無人島行きです。

  • 始原の時代、地震で一族を亡くしたクロマニヨン人の少女がネアンデルタール人の氏族に拾われ育てられる物語。

    エイラを初めて読んだのは、11年前。
    おもしろくて、すごくはまった。

    シリーズになっていて、第3部の「狩をするエイラ」までは夢中になって読んだ。
    けど、第4部「大陸をかけるエイラ」からは、なんということか、訳者が変わり、まったく面白くなくなった。
    エイラの性格がこれまでの賢い少女から変わってしまって、とても残念だった。

    当時読んでたのは、今回も読んだ評論社の物。
    最近になって、集英社から新訳が出ていることを知った。
    どうやら、評論社刊行のシリーズは児童向けで、訳も配慮されていたとのこと。
    今回の新訳は、原書に忠実で、かなりエグイ描写もあるようだ。
    第1部を読み終わったら、集英社版も読んでみよう。


    この本、上・中・下があるんだけど、3冊とも表紙が同じ。
    そんなのは初めてで、ちょっととまどう。
    でも、このゴツゴツした感じがなんともいい雰囲気で、抽象的な感じでいろんなイメージをふくらませることができる。
    いい表紙だと思う。

    • マウントフジさん
      翻訳によって違った感じになるとは、思いませんでした。私も読み比べしてみようかな。
      翻訳によって違った感じになるとは、思いませんでした。私も読み比べしてみようかな。
      2023/07/15
  • 勝間さんがおすすめしていた小説シリーズを最初から読んでみようと決意。

    原始時代という想像もつかない世界を舞台にした小説。
    地震で家族、一族をなくした5歳の少女のたくましい姿が印象的。

    原始時代の生活がかなり詳しく書かれており、その点でも興味を持って読める。

  • 内容
    紀元前約三万年、大地震で両親を失った新人クロマニヨンの子エイラは、旧人ネアンデルタールの部族に拾われ育てられることになった…。大いなる運命の下に生まれ、稀有な才能を秘めるエイラをめぐり、遥か太古の人々の、壮大な愛と冒険とロマンが展開。世界中の熱い注目を沿びる、ベストセラー小説

  • ブッククラブ課題。

  • 紀元前約三万年、大地震で両親を失った新人クロマニヨンの子エイラは、旧人ネアンデルタールの部族に拾われ育てられることになった…。大いなる運命の下に生まれ、稀有な才能を秘めるエイラをめぐり、遥か太古の人々の、壮大な愛と冒険とロマンが展開。

  • 随分昔読みかけて止めたのを改めて読んだ。続刊も読む。

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