- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569549941
感想・レビュー・書評
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私は中国地方の生まれなので、関東から東北に土地勘がないのですが、歴史の中の東北に目覚めさせてくれる作品でした。\(^o^)/
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『橘奈良麻呂の乱』
[749]陸奥から黄金が発見
聖武天皇が阿倍内親王(孝謙天皇)に譲位
嶋足(15)、天鈴(9)、鮮麻呂(5)
[756]橘諸兄、左大臣を辞職
聖武天皇が崩御
道祖王が立太子
[757]道祖王が廃され、大炊王が立太子
--陰謀の発覚→郎党逮捕拷問→絶命--
牡鹿(丸子)嶋足(23)、鮮麻呂(13)
物部天鈴(17)、言人、弓守(15)、水鈴(13)
苅田麻呂(30)、秦多麻呂
[758]大炊王(淳仁天皇)が即位
仲麻呂は右大臣、『恵美押勝』と改名
[負]
橘奈良麻呂
大伴野古麻呂(陸奥鎮守府)
多治比礼麻呂、鷹主
佐伯全成(陸奥守)、古比奈、美濃麻呂
小野東人、賀茂角足、藤原乙縄(豊成の三男)
[勝]
藤原仲麻呂
藤原豊成(右大臣・仲麻呂の兄)、永手
高麗福信、上道臣斐太都
丸子の係累は百済より渡ってきた一族
陸奥守=国司、行政・司法などの国務
陸奥鎮守府=陸奥国の軍政 -
平泉などを舞台とした作品です。
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蝦夷の嶋足を軸とし平安京での橘奈良麻呂の乱を絡めた物語の第一巻
説明っぽい感じ、物語としてあまり面白くない
今後に期待したいがこのテーマでは無理か -
『火怨』の前世代の蝦夷たちの物語。『火怨』では、蝦夷でありながら朝廷に魂を売ったとしてひどい描かれようだった丸子嶋足が主人公に据えられ、蝦夷の葛藤が描かれている。嶋足の視点に立つことで、時代の厳しさ、蝦夷という立場の辛さが、また別の角度から見えるし、それを超えた人としての生き方も考えさせられる。