おいしい紅茶生活: 四季折々の飲み方・楽しみ方 (PHP文庫 い 35-1)

著者 : 磯淵猛

• PHP研究所 (1998年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[辛４さんの感想 · 2014年5月27日]

紅茶にこだわりを持つ磯淵さんのショートエッセイ集です。アイスティーの淹れ方はこれまでずっと間違っていました。紅茶は香り、色、透明度、淹れるプロセスすべてを楽しむものですね。
スリランカに茶摘みツアーに行ったというお話、いいですね。ツアー参加者が興奮している様子、思わず参加したくなりました。

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紅茶は一枚一枚遠いインド、スリランカで摘まれ、何人もの人の温かい気持ちが込められている。茶葉を作った人の気持ちや、紅茶を淹れる人の気持ちがカップの中に入り、人を楽しく、うれしくさせる・・・

涙でそう・・・

[近藤真弓さんの感想 · 2023年10月17日]

いいですね、紅茶。
これを読んでいると温かい紅茶が飲みたくなります。
アレンジティーも、挑戦したい！

[出雲一寸さんの感想 · 2014年9月4日]

読書録｢おいしい紅茶生活｣4

著者　磯淵猛
出版　PHP文庫

p103より引用
“しかし、飲まれている紅茶の実態は、ほとん
どがティーバッグである。夢をこわすようなこ
とをいって申しわけないが、消費する紅茶の
八十五パーセントは、あの袋に入ったティーバ
ッグなのだ。”

目次より抜粋引用
“英国紅茶と紳士のロマン
　二十七年前の紅茶
　初夏のにおいとブルーベル
　女心とウバ茶
　酒と紅茶”

　紅茶専門店経営者である著者による、紅茶に
関するエッセイをまとめた一冊。
　紅茶に関する歴史から紅茶に携わる人たちの
エピソードまで、紅茶のレシピをまじえて綴ら
れています。

　上記の引用は、イギリスの普段の紅茶生活に
ついて書かれた項での一節。
優雅に紅茶を庭で飲む、と言った風景を思い浮
かべるのが、イギリスでの紅茶のイメージだっ
たのですが…。
どんなに伝統を重んじる人達であったとして
も、毎日厳密に伝統を守るというのは、やはり
息苦しいのかもしれませんね。
あと、どんな国の人でも、面倒くさいという
感覚は似ているのかもしれないなと思いまし
た。
　文章の柔らかさと温かさが、紅茶のイメージ
を伝えるのにぴったりな一冊だと思います。
本文を読んでいると、女性が書かれたのかと思
ってしまいました。表紙で著者名を見ているに
も関わらずです。

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[7*7さんの感想 · 2010年7月2日]

2010/07/01.

図書館にて目に飛び込んできたので借りてみたのだが、紅茶も奥深いなぁと。知れば知るほど楽しいのねきっと。
英国一おいしいスコーンの作り方なるものが乗っていたので、週末にでも実践してみる！
アイスティが飲みたい季節。もっとあれこれ調べてみよう。フルーツティとかミルクティとかインディアンティとか。ブランデー垂らしてみたりとか。おもしろかったです。

著者プロフィール

1951年愛媛県生まれ。日本の紅茶研究における第一人者。青山学院大学卒業後、大手商社に入社して貿易を覚えるうちに紅茶の魅力に惹かれ退社。28歳で紅茶専門店「ディンブラ」を開業する。スリランカなどの紅茶の輸入販売を手がけ、各地の紅茶の特長を生かした数百種類のオリジナルメニューを開発する。大ヒットした「キリン　午後の紅茶」にはアドバイザーとしてかかわり、30年におよぶロングセラーに導く。また、モスバーガーが運営する「紅茶とワッフルの店・マザーリーフ」のアドバイザーも務める。紅茶にまつわる著書は40冊を超え、講演も大人気で、多くの紅茶ファンを魅了し続けている。

「2017年 『茶楽』 で使われていた紹介文から引用しています。」