- Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569574219
作品紹介・あらすじ
筑後柳河十三万石の領主立花宗茂を描く長編小説。秀吉をして「鎮西一の忠勇、天下無双の勇士なり」といわしめた宗茂の生涯は、戦っては義戦多く、常に寡兵をもって大軍を破り、その生きざまは信義一筋、まことに誠実・清廉なものであった。これは実父高橋紹運、養父立花道雪という両父の高潔な生き方を範としており、ゆえに本編は、この三人の父子像が中心のテーマとなっている。▼ともに大友家の加判衆であった両父は、当主宗麟を守り立てる立場にある。たとえ非道な仕打ちにあったとしても、決して当主を見放さず、己の運命として受けとめ、恥じることのない生涯を終えるのである。この愚直なまでの廉潔な生き方を、著者は現今の知的ノウハウ重視の風潮に対するアンチテーゼとして提示、また自立する女性として描かれる妻ぎん千代と宗茂との葛藤も、今日的なテーマとして見事に描出している。▼現代人の心を癒し、人間の温もりをほのぼのとつたえる力作である。
感想・レビュー・書評
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4569574211 480p 2001・4・6 1版3刷
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soutenkoroです。
☆4!!!!
道雪、紹雪を父に持ちます。
岩屋城の行は、楠木氏のそれを思い起こさせます。
人柄は義に厚く、純粋武将です。
良本だと思います。 -
ギン千代とのギクシャクした関係がラストでやや氷解してる辺りはホント切なかったです。二人の不器用さがもどかしくも可愛らしくありました。
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実父に筑前岩屋城主高橋紹運、義父に立花道雪をもつ筑後柳川の勇将立花宗茂を扱った文庫本。