変化: 妖かしの宴2 (PHP文庫 み 21-2)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569574615

作品紹介・あらすじ

日常生活の断層から密やかにあらわれ出でる妖かしのもの。その姿に気がついてしまったあなたは、二度と元には戻れない常ならぬものへと変わりゆく…。本書は、ホラー・ミステリー界の第一線で活躍する気鋭の作家九人が、「変化(へんげ)」をモチーフに、恐怖と戦慄に満ちた独自の世界を描き出した傑作短編集。水木しげるの名作マンガ『猫又の恋』も特別収録した豪華饗宴。

感想・レビュー・書評

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  • 06106

    書き下ろしホラー・アンソロジー。山藍紫姫子「クロウ人」のマンション住人の生活感、牧野修「怪物癖」の描写などが良かった。

  • 1作だけ強い印象の残った作品がある。
    「少年は怪人を夢見る」芦辺 拓(あしべ たく)・作
    怪人二十面相誕生の秘密を作品としたものだが、某映画とは関係性が少し偏在している感じがする。
    主人公の独特な魅力は、江戸川乱歩、原作者そのものを凌ぐ、人間としての凄みを彷彿させる。全作品をこの作者によってり・メークしていただいたら世間に大ブレークすること間違いないだろう。
    これだけの執筆能力がありながら、名を未だよく知られていないののは不可解なくらいだ。

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著者プロフィール

1949年千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者を経て82年『魔界都市〈新宿〉』でデビュー。以後、20年以上にわたりエンターテインメント小説界を牽引し続け、著作は300冊を超える。著書に『吸血鬼ハンター“D”』『魔界都市ブルース』『妖獣都市』等多数。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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