- Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569630083
作品紹介・あらすじ
峻烈な隊規のもと、繰り返される血の粛清…。敗者となった新選組には、陰惨さがつきまとう。だが、史料を丹念に読み込めば、剣の腕を磨き、国事に志を抱いた純粋な若者の姿が浮き上がる。本書は、明治まで生き残った幹部・永倉新八の手記『浪士文久報国記事』と、副長・土方歳三の信頼が厚かった島田魁の日記から、新選組の実像に迫る。池田屋事件、鳥羽伏見の戦い、箱館戦争…。彼らは戦場でどう戦ったのか。近藤勇らの姿はいかに映ったか。「誠」を貫いた男たちの姿を克明に綴った行動録を読み解く。
感想・レビュー・書評
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百年ちょっと前のものでも、原文を読むのは気合と時間がいるので、ページ下半分に現代語訳が書かれているのは非常にありがたい。
回想録なので事実と少し異なることもあるのだろうけど、本人たちの言葉のためか、重みというか、迫力がある。あまり自分の考えや思いは書かず、事実を述べていくのが当時のスタイルなのかしら。
途中途中の解説や地図、写真も豊富で満足。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
当たり前だけど日記と活動報告。
これだけ細かく書いても山南の事に両名触れず。
やはり新選組最大のタブーなのか。光緑寺の言い伝えでは無数の刀傷があったとあるが、隊士の粛清あるいは、錯乱状態から自傷行為の果てなのか・・・ -
永倉新八の「浪士文久報国記事」と、島田魁の日記。
原典に即した文を上段、現代語訳を下段に掲載してあるので、わかりやすい。
また、間に著者からの解説も入るので、必ずしも読みやすいとは言えない永倉、島田の文が、より理解しやすくなっている。 -
書き下し文と注釈付なので読み易いです。
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(2004.2.26 第4刷)
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サイン入りのこれ持ってます←アホ
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永倉新八と島田魁の記録をまとめたもの
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未読
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新八が安富のことを「巨富」と書いていて笑いそうになった。原文に対しての書き下し、補足が親切です。