となりのアインシュタイン

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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569632162

感想・レビュー・書評

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  • 子ども向けの相対性理論の本。
    章のタイトルはそれぞれ「光のきもち」「たましいの重さ」「鏡の中のひかり」「虹の彼方」「時間の環」「宇宙の蜃気楼」「時空の檻」「はじまりの前、無限の向こう側」
    身近なところからだんだんスケールが大きくなっていきます。

    しかし、何冊も初心者向けの相対性理論の本を読みましたが、やっぱりこの本を読んでも難しいです。
    『双子のパラドックス』や『ウラシマ効果』くらいまではなんとなくわかるんだけど、量子力学はやはり簡単には理解できないなあ。

    でも、私たちの住むこの世界は、身近なところから、遠く離れた宇宙の果てまでひとつながりで繋がっているというのは、心が大きく広がっていく心持ちになります。

    ”宇宙”という言葉は『淮南子(えなんじ)』という書には

    四方上下
    これを宇といい、
    往古来今
    これを宙という

    と書かれているのだそうだ。
    つまり、縦横高さ、古の昔から来るべき未来までを”宇宙”

    大きな世界を感じたところで、もう一回読もう。

  • 読書録「となりのアインシュタイン」3

    著者 福江純
    絵 長崎訓子
    出版 PHP

    p133より引用
    “意外かも知れないが、我輩たちも結婚する
    ことはある。確かに性別はないと言った
    が、結婚が異性間だけだと言うのは偏見に過
    ぎる。雌雄性別がなくても結婚はできるの
    だ。”

    目次から抜粋引用
    “光のきもち
     たましいの重さ
     鏡の中のヒカリ
     虹の彼方
     時間の環”

     理学博士である著者による、子どもとアイ
    ンシュタインの対話形式で書かれた、物理学
    解説書。
     光の性質からアインシュタインの功績につ
    いてまで、絵本のような挿絵とともに書かれ
    ています。

     上記の引用は、ブラックホールが自分につ
    いて語っている部分での一節。
    最近では同性同士の結婚を認める地域もある
    ようですが、宇宙の真理に近づく行為なのか
    もしれませんね。
    動物の繁殖戦略的には、どちらの性別でも受
    け入れることが出来ることが、自分の遺伝子
    を残す上で、最強の戦略だそうです。
    もし本当にそうであるなら、いずれ世界は
    バイセクシャルの人達が多数派になるので
    しょうね。
     科学に明るい人から見ると、わかりやすく
    書かれているのでしょうが、あまり詳しくな
    い私が読んでも、やはり物理学はよくわから
    ないところがあります。嫌いではありません
    が。

    ーーーーー

  • アインシュタイン。

    わかりやすくは書いてあったかな。

  • 光、重力、鏡、虹、時空、ブラックホール…。
    宇宙のロマンを会話形式で、わかりやすく解説しています。

  • 分り易いしかわいいし、いいこと尽くし!
    けどうっかりしてるとかわいさだけで満足してしまう…私だけか

  • とってもやさしいぶつりがくの本。特にアインシュタインのとくしゅそうたいせいりろんと、彼のやったことについて。世界ってこんなに不思議なんだね〜■イラストがとてもキュートで、装丁がとっても似合ってる。(大好きな鈴木成一デザイン室のなんだ)絵本として気軽に楽しめる物理学入門の本です。

  • 分からないことを分かるように教えてくれる本。
    科学書としてじゃなく、ただの本として読んで欲しい。
    アインシュタイン大好きですが、この本でやっと理解が出来た気がする(少し)

  • 長崎訓子さんのイラストと、物理の理論がとてもミスマッチで良いです。

    理数系が全くダメでも、何度も読み返してしまう相対性理論の本。

  • 良かった!素敵だ。とても良い本だったと思う…いや、とても好きな本だと思う、だ。
    たまんないなあ〜このゆるゆる感…え?!50歳?!やっぱり色んな人がいるもんだね…あの詩(言葉)も福江さんが書いたのかなあ。それともイラストの人(長崎訓子さん)が作ったのかな…?福江さんだったらいいのに、と思う。あ、でも長崎さんのほうが詩集とか出してそうなのかな…わかんないけど、とてもよかった。
    ほんと著者がとても良い〜。京都出身!かと思って今見たら山口県出身の京大卒業なだけだった…現在は大阪か〜。
    「面白そうなタイトルだな」って見てたやつを書いてた人で驚き。この人の本全部読んでみたい…。福江さん。そしてこの本欲しい。いつか買いたい本が溜まっていくなあ〜。

  • 中学生にもわかるような相対論などのやさしい解説書。
    イラストも多彩で、技術書という感じは皆無です。
    内容はそれなりにわかりやすくかかれてます。
    まぁ内容が内容だけに、簡単とはいかないですけどね。
    冒険心と探究心旺盛な方にオススメ。

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著者プロフィール

大阪教育大学教授,理学博士,専門は理論宇宙物理学,とくにブラックホール降着円盤と宇宙ジェット.
 1956年宇部市生まれ.1978年京都大学理学部卒業,1983年京都大学大学院理学研究科(宇宙物理学専攻)博士後期課程修了.日本学術振興会特別研究員,大阪教育大学助手,助教授を経て,2004年4月より現職.
【主な著書】
『アインシュタインの宿題』(光文社,2003年),『となりのアインシュタイン』(PHP研究所,2004年),『100歳になった相対性理論』(講談社,2005年),『科学の国のアリス』(大和書房,2005年),『シネマ天文楽入門』(裳華房,2006年),Black-Hole Accretion Disks(共著)(Kyoto University Press, 1998, 2008)ほか

「2007年 『光と色の宇宙』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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