- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569639918
作品紹介・あらすじ
幕末、世界の現実を知るべく、ペリーの黒船で密航を企てた吉田松陰。その生涯は、諸国を旅し、議論を交わし見聞を広める実践の学問で貫かれた。本書は、海外事情をいち早くつかんでいた松陰の飛耳長目ぶりを新史料から明かし、その実学精神に肉薄する。さらに、高杉晋作ら門下生に「情熱を注ぎ、すぐ実行せよ」と、愛情をもって説き続けた松下村塾・獄中での教育を、史料から丹念に検証。新時代を拓く人材をいかにして育てたのか。世界の情勢を踏まえ、確かな国家観に立った若き教育者の姿を描いた渾身の書。
感想・レビュー・書評
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一応史料に基づき実証主義的に記述しているような体裁ではあるが、著者の主観・想像と思われる記述も多く、どこまでが史実なのかがよくわからない印象。
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資料としては一級でも、新書として著者の思いや考えが見当たらないのが残念。
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村田清風の天保の改革なくして、長州の維新はなかったものと再確認。
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▼ 100文字感想 ▼
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吉田松陰は学問や思想で門下生の心を動かしたと思っ
ていたが、そうではなかった。行動の人だった。学者に
なるなとは強烈なメッセージ。火の玉のような行動力が
人々の心に火をつけたのだ。人を育てるリーダー必読。
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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■機はいろいろなものによって発し、感動してまた動く。
発動させるには、まず自らが行動せよ
■吉田松陰は生涯に1500冊以上の本を読んだ。読書
は先人との唯一の対話。門下生にも読書を奨励
■学者になってはいけない、人は行動が第一だ
■人生はどこにあっても楽しみ方はある。生楽しむべく
死を楽しむべし
■人生を楽しむ三か条
一、志を立てることは万事すべての源
二、交流する相手を選ぶことで、仁義の行為を学ぶ
三、書物を読み、もって聖賢の教えを学ぶ -
松陰の周りの人とかのことが理解できた。ひとつゆうなら、現代訳をもっとちゃんとしてほしかった。けど、松陰の教えが好きなのでよしとしましょう。
「志を立てることは万事全ての源である。交流する相手を選ぶことによって、仁義の行為を学ぶことができる。書物を読み、もって聖賢の教えを学ぶことができる。且つ実行すること」
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やはり若いときに必死にならねば。読書によって得られた知識は行動して役立たねば。。