「ツキ」と「実力」の法則 (PHP文庫 た 61-2)

著者 : 谷川浩司 谷岡一郎

• PHP研究所 (2005年3月2日発売)

感想・レビュー・書評

[DoubleDownさんの感想 · 2012年5月29日]

谷岡さんが谷川さんに聞く勝負の心構え的な本。

まぁまぁ普通に面白い。

・「むかつく」「きれる」は、実力が出せない子供の段階
・「負けました」とみとめ、早く気持ちを切り替える

等々、よりも対談のが面白いですね。

冷静に熱く、勝負に取り組めるようになりたいものです。

[むらけんさんの感想 · 2011年9月7日]

題名に『「ツキ」と「実力」の法則』とあるが、「ツキ」と「実力」とはやはり別物だなという印象を持った。
ギャンブル学の谷岡氏とプロ棋士の谷川氏の対談だが、なんともチグハグで噛み合わない感じがする。
谷岡一郎氏はギャンブル学＝「ツキ」については他の著作もあり、それらの作品は面白いが、将棋はツキより実力の世界であり、ツキと実力を同じ土俵で語ること自体が難しいのだと思う。

著者プロフィール

谷川浩司（たにがわ・こうじ）
1962年４月６日生まれ　　兵庫県神戸市出身
1973年　５級で若松政和八段門
1976年12月20日　四段
1984年４月１日　九段
　1983年、第41期名人戦でタイトル戦初登場にして名人位を獲得。21歳の名人は史上最年少記録。1997年、第55期名人戦で通算５期獲得で「十七世名人」の資格を得る。2002年、通算1000勝（特別将棋栄誉賞）達成。2012年12月から2017年１月まで日本将棋連盟会長。
　タイトル戦登場は57回。獲得は竜王４、名人５、王位６、王座１、棋王３、王将４、棋聖４の27期。棋戦優勝は22回。
　著書は「月下推敲」、「光速の終盤術」、「光速の寄せ」シリーズ、「光速の詰将棋」、「完全版　谷川流寄せの法則」（日本将棋連盟）など多数。

「2019年 『谷川浩司の将棋　振り飛車篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」