「あるがまま」を受け入れる技術 (PHP文庫 か 1-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569671130

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  • 将棋の第17代永世名人の谷川さんと、心理学者の河合さんの対談集。話があっちこっちに飛ぶので、ここでは要約することができないが、内容は相当面白い。「年齢を理由にチャレンジをやめるな。ただし、失敗したら年齢のせいにせよ」という河合さんの言葉は、人生の後半戦に突入した私の心に響いた。

  • 何かをすることと、何もしないことの「よい加減」が語られた本。全く異なる職業の2人の会話が「よい加減」で交わり、新たなものの見方を生み出している良書です。
    逆境にいる人こそ、是非読んでもらいたい。

  • 4章 何もしないことが力を生む。
    河合先生に言葉は深くユーモラスで温かい。いつも新しい発見がある。

    2017.4.23

  • 文化庁長官でカウンセラーの河合氏とプロ棋士の谷川氏の対談。それぞれの発言はとにかく素晴らしいの一言に尽きるのだが、どうも対話の“妙”が感じられないのが残念。河合さんには珍しい。

  • この本の大きな魅力は、谷川浩司さんが自信の気持ちを率直に語りどのようにして多くの試練ともいえる状況を克服してきたか、ということが読者にとてもよく伝わり共感できるということだと思います。羽生さんとのライバル対決、嫉妬、焦りなど、持ちたくないけど抱いてしまう辛い感情と彼は長い間対峙しないといけませんでした。それを克服するのは容易ではなかったしまた時間もかかった様ですが、今ではその感情をいい方向へ転換しさらなる発展を遂げられています。私がもっとも勇気づけられた部分は、谷川さんが羽生さんとの対局で負けて暗い気持ちになっていたときに主催者の方が言われた言葉でした。「谷川さん、朝が来ない夜はないですよ。」そこまではよく聞く内容ですが、それに続けて「夜明け前というのは、実は一番暗いんです」というところです。この言葉は自分にもとても響きました。様々な辛い状況を克服することは時間がかかります。でもいつかは夜明けが来る、それを辛抱強く待つんだ、という気持ちになりました。

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著者プロフィール

谷川浩司(たにがわ・こうじ)
1962年4月6日生まれ  兵庫県神戸市出身
1973年 5級で若松政和八段門
1976年12月20日 四段
1984年4月1日 九段
 1983年、第41期名人戦でタイトル戦初登場にして名人位を獲得。21歳の名人は史上最年少記録。1997年、第55期名人戦で通算5期獲得で「十七世名人」の資格を得る。2002年、通算1000勝(特別将棋栄誉賞)達成。2012年12月から2017年1月まで日本将棋連盟会長。
 タイトル戦登場は57回。獲得は竜王4、名人5、王位6、王座1、棋王3、王将4、棋聖4の27期。棋戦優勝は22回。
 著書は「月下推敲」、「光速の終盤術」、「光速の寄せ」シリーズ、「光速の詰将棋」、「完全版 谷川流寄せの法則」(日本将棋連盟)など多数。

「2019年 『谷川浩司の将棋 振り飛車篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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