- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569671536
感想・レビュー・書評
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ためになる事もあったけど、読みにくい系の文章。
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日本史における「はじめて」事項をまとめた雑学集。
通説となっているものよりもさらに古いものも紹介されている点に興味が惹かれます。
たとえば、日本最古の温泉は道後温泉ではないとのこと。
石川県小松の粟津温泉で、さらにそこにある「法師」という旅館だという細かい情報まで紹介されています。
創業718年。世界最古の宿として、ギネスブックにも登録されているそうです。
ここまではっきりとデータとして残っているのであれば、逆になぜ、道後温泉が日本最古の湯として知れ渡っているのか、気になります。
考えてみたことのないものも、いろいろ登場しました。
演歌という名前は、(演じながら歌う)のかと思っていましたが、明治時代に演説の代わりとして歌ったのが始まりだというのは意外でした。
当時は政治色が強い歌詞だったことでしょう。
海外ではよく聞く国葬。日本では聞かないと思っていましたが、きちんとその制度はありました。
岩倉具視が初で、吉田茂を最後に終わっているそうです。
人間ドックを初めて受けた三人の被験者の中に、東山魁夷がいたということには驚きました。
1954年のことだそうで、最近の仕組みだと改めて感じます。
女性で初めて富士登山を果たしたのは高山たつ(1832年)だそうですが、当時は女人禁制の山だったため、男装して五人の男と登ったとのこと。
前後のエピソードを知りたいものです。
一番驚いたのは、現存する世界最古の印刷物が日本にあるということでした。
770年の百万塔陀羅尼だそうです。
グーテンベルクの登場する、実に700年も前の話です。
印刷博物館に所蔵されているとのことで、公開しているものなら今度観に行きたいと思いました。
サイドストーリー的なもので、読むと少し日本史の理解が深まる一冊です。 -
雑学本としては面白い。ウラからみた日本史な感じ。