甘水岩(あまみいわ) (PHP文庫 た 75-1)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569671673

作品紹介・あらすじ

聖地「甘水岩」をめぐる抗争で縦横無尽に活躍する青年忍者・伊真。彼は幼少の頃、人質となった過酷な経験により、胸に荒涼たる闇を抱えていた。そして敵方との血で血を洗う死闘の中、彼の前に謎の巫女が現れる…。秘術を尽くした戦いの行方は?伊真を待つ驚くべき運命とは?スピード感あふれる文体で、人間の心の中の修羅を描き上げ、現代人の魂に深く訴えかける、時代小説の新境地。

感想・レビュー・書評

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  • 大変難しい小説。
    痛みがテーマらしく全編に渡って執拗に繰り返される。
    テーマ読みとらないとストーリーも楽しめないよねコレ

  • 江戸時代初期の架空の物語
    忍者が不必要とされた時期で
    隠れ忍者と巫女との話
    妙な理屈っぽい展開

  • 徳川の天下が定まって間もないころ、土地の領有を巡って争う大名の松島家に雇われた忍び・伊真が主人公。彼の忍びとしての卓越した行動と、過去の過酷な幼少時代との間を、時間が行き来しながら物語が展開します。終わりのない徹底的な「痛み」の描写で、「人間とは何か」という本質に迫った小説です。

    2010.03.29読了

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著者プロフィール

多田容子(ただ ようこ)
作家。1999年、剣豪小説『双眼』(講談社)でデビュー。著作に『女剣士・一子相伝の影』『柳生双剣士』(講談社)、『甘水岩 修羅の忍び・伊真』『おばちゃんくノ一小笑組』(PHP研究所)、『柳生平定記』『諸刃の燕』(集英社)等。小説の他『一発逆転の武術に学ぶ会話術』(BABジャパン)、『自分を生かす古武術の心得』(集英社新書)、『新陰流 サムライ仕事術』(マガジンハウス)、『武術の創造力』(甲野善紀共著 PHP研究所)、『不滅の侍伝説「子連れ狼」』(小池一夫共著 体育とスポーツ出版社)等。
居合道三段。柳生新陰流兵法・小転中伝。手裏剣術も学んだ。
古武術の理から得た発想を現代に活かす「古武術活用研究家」としても活躍。

「2016年 『忍者 現代(いま)に活きる口伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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