カワセミの森で (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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本棚登録 : 28
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569679419

作品紹介・あらすじ

ごく普通の家庭に生まれ育った文学少女、桑山ミラは、わけあってお嬢様高校に通っている。ひょんなことから、転校してきた美少女・深山サギリと仲良くなったミラは、深山家に代々伝わる呪われた予言を知る-。そして迎えた夏休み、静かな別荘地で、少女たちは恐ろしい事件に巻き込まれる。親友を守るため、ミラは懸命に奔走するが…。驚愕の展開が待ち受ける青春ミステリー。『山桃寺まえみち』の姉妹編。

感想・レビュー・書評

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  • 『娯楽』★★★☆☆ 6
    【詩情】★★★☆☆ 9
    【整合】★☆☆☆☆ 3
    『意外』★★★☆☆ 6
    「人物」★★★☆☆ 3
    「可読」★★☆☆☆ 2
    「作家」★★★☆☆ 3
    【尖鋭】★★★★☆ 12
    『奥行』★★★☆☆ 6
    『印象』★★☆☆☆ 4

    《総合》54 D

  • これは一体どういうことなんでしょうか。
    中二病のような痛い受け答えの女の子(ミラ)が美少女と仲良くなって別荘へ旅行に行く。突然殺人が起きるがミラが大活躍して、一人前の大人、ひいては警察までが信望を置いて捜査に参加。しかし警察がいる最中でものすごい勢いで人が殺されていくが一個も防げず。見立て殺人を行われるがあまりにも稚拙でアホみたい。しかも仲良かったり信頼している人が殺されてもミラちゃん全然へっちゃら。とにかくどんどん死ぬ。軽く爽やかに死んでいくのです。全く登場人物への愛情が感じられないのでまるでジャンクフードを一応食卓に並べておいて、ある瞬間に全てを生ごみに叩き込むような結末。結末に至るまでの道すがらも全くもっていいところが有りませんでした。

    そもそも最初の導入部でフォントのでかい字で「きゃあああーー」とか書いてある時点で悪い予感はしましたはい。

  • 芦原すなおさん本人ががキャラに出すぎちゃってる感じで、ミラちゃんが全く女子高校生らしく無いのですが、逆にそこが面白かったです。
    一応ミステリなんですが、あまり謎解きという感じでは無いです。

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著者プロフィール

1949年香川県観音寺生まれ。早稲田大学大学院博士課程中退。1990年、『青春デンデケデケデケ』で第27回文藝賞、翌91年、第105回直木賞を受賞する。著書に『スサノオ自伝』などがある。

「2010年 『青春デンデケデケデケ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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