[改訂版]実践! プロジェクト・マネジメント

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569699417

感想・レビュー・書評

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  • プロジェクトマネジメントの基礎が書かれている。
    全体を見わたすのにはよかった。

    ○プロジェクトマネジメントの10のステップ

    1. 目標を明確にする
    2. 作業を分解する
    3. 役割を分担し所要期間を見積る
    4. 作業の依存関係を調べクリティカルパスを見つける
    5. スケジュールをつくる
    6. 負荷をならす
    7. 予算をつくる
    8. リスクに備える
    9. 進捗を管理する
    10. 事後の見直し

  • PMI, PMBOK

  • さらさらっと読み解いたが「プロジェクトマネジメント」に関する初歩的なコトを簡潔にまとめた良い本。
    初心者から中級者の手本として大変有効になっている。
    実際のプロジェクト運営のキモから資格としての「プロジェクトマネジメント」までさわりを紹介しているので、ここから様々な事が始まると思う。

    一年を始めるのに読んでおいて損はない。

  • 初級者向けとは思うが、比較的よくまとまっている。「人間は忙しいと安心する動物である」など、なかなか良いキーワードが出てくる良書。

  • PJ=通常の業務外(ユニーク)で目標達成のために
      期間限定(テンポラリー)で行う作業のこと。
      ビジネスチャンス型(新規事業等)・問題解決型(BPR等)がある。

    PJの三要素
     ①時間:開始と終わりの設定
     ②資源:ヒト・モノ・カネ
     ③スコープ・品質:PJの最終成果物の明確化

    PJが好ましいライフサイクルで進むことはほとんどない。
    失敗理由→軸がないから

    【プロジェクトマネジメントの5プロセスと10ステップ(右側は成果物例)】
    1.立ち上げフェーズ
     ①目標の明確化:プロジェクトの目標(文章)
    2.計画フェーズ
     ②作業分析・ワークパッケージ洗い出し:WBS
     ③役割・所要時間見積もり:役割分担表・見積もり所要時間等
     ④クリティカルパス設定:作業ネットワーク・クリティカルパス分析
     ⑤スケジュール作成:ガントチャート
     ⑥負荷をならす:要因負荷ヒストグラム
     ⑦予算作成:予算表・予算グラフ
     ⑧リスクヘッジ:予防対策・発生時対策
    3/4.実行・監視コントロールフェーズ
     ⑨進捗のコントロール:現状報告書・アクションプラン・報告会等
    5.終結フェーズ
     ⑩事後振り返り:プロジェクト報告書(文書)

    PJの成否は計画段階で決まる!!Plan to Plan!
    計画を正しく決めないと、スコープ/品質がずれスケジュール/コストにも影響が!

    PJマネジメントの必要理由
    -環境の劇的な変化(価値観の多様化)
    -ハイコスト社会の到来(人海戦術でなく、ヒト=高価という考え)
    -透明性確保の必要(アカウンタビリティ=説明責任)
    ⇒PJマネジメントは、ロジック性に基づいた納得性の高い手法

    PJの3つの優先順位
    1.最優先する要素=必達目標
    2.最適化すること=努力目標
    3.容認の要素

  • 情報処理のプロジェクトマネジメントを学習する過程で読了。
    プロマネ経験が少なくても、PMBOKの体系で読み進めることが出来、大変重宝しました。
    現場での経験談を随所に取り込んでおり、想像しながら理解することができました。これから勉強を始める方には特におすすめです。
    強いてあげれば、6.の新潮流はもうちょっと丁寧に解説が欲しいのと、参考文献をもうちょっと掲載して欲しかったです。

  • プロマネについてポイントを分かりやすく説明した本書.具体的な実践方法も書かれているので実際に使えそう.

  • 5つのプロセスと10のステップ
    1.立上げ・・・目標を決める
    1目標を明確にする…プロジェクトの目標(文書)
    2.計画
    2作業を洗い出し、ワーク・パッケージを洗い出す…WBS
    3役割分担し所要期間を見積る…役割分担表、見積り作業量、見積り所要期間
    4ネットワーク図をつくり、クリティカル・パスを見つける…作業ネットワーク、クリティカル・パス分析
    5スケジュールをつくる…ガント・チャート
    6負荷をならす…要員負荷ヒストグラム
    7予算をつくる・・・予算表、予算グラフ
    8リスクに備える・・・予防対策、発生時対策
    3.実行
    4.監視コントロール・・・進捗をモニター、メンバーを支援、プロジェクト管理
    9現状報告書、アクション・プラン、現状報告会
    5.まとめ・・・振り返り
    10事後の振り返りをする・・・プロジェクトのまとめ(文書)

    目標を「塀の中に囲い込む」

    プロジェクト・ファイルの構成
    ・コンセプト(根本的な動機)
    ・プロジェクトの目標(日本語300字以内)
    ・変更管理の手順
    ・最終成果物
    ・代替案
    ・フィージビリティー・スタディ(企業化調査)、推奨案
    ・基本ルール
    ・前提条件

    作業の分解は、一つひとつの作業量が見積りできる大きさになるまで

    作業の前後関係を決める
    1先行する作業はどれか
    2並行して実施できるのは
    3この作業の成果物を必要とする作業はどれか

    計画立案会議の開催を決めたら、会議の前にメンバーに会議の内容と目標を連絡する。
    さらに資料を配布し、事前に目を通しておいてもらう
    配布する資料の中には、プロジェクト目標を文書にしたもの、WBSのレベル1の作業を盛り込む
    メンバーには、プロジェクトの内容と目標についての各自の見解や、各自の役割、WBSのレベル2の作業案など、事前に課題を与えて、会議の席に各自の考えを持ち寄るようにする。

    言葉はきちんと使わないと行動がともなわない。

    人の話を聞くときのメモ
    1聞きたい結論(スコープ、品質、予算、納期)
    2その前提条件
    3必要な作業(とくに注意すべきもの)
    4おすすめの提案や教訓
    5おすすめの専門家

    芝安曇氏「新しい職場では自分が知らないことが多い。知らないからといって文献などで勉強していてはスピードについていけない。周囲の人に聞きまくることである。これが的確で最も早い」

  • プロジェクトをマネジメントしたい!

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著者プロフィール

1978 年、国際基督教大学大学院修了。
京セラ(海外営業)、インテル(国際購買、法務部長、人事部長)など、日米の有力企業に約20年間勤務。その間に、海外での半導体工場の立ち上げ、トップ・マネジメント間の大規模国際会議など、数多くのプロジェクトにプロジェクト・マネジャーとして参画。
その後、プラネット株式会社を設立し、日本およびアジア地域のビジネスパーソンを対象に、プロジェクト・マネジメント技法の研修、コンサルティング・サービスを提供。
現在、プラネット株式会社コンサルタント。
PMI会員、PMI日本支部アドバイザー、PMP、『PMBOKⓇガイド』翻訳検証委員(第2 ~7 版)。
PMAJ 会員、PM学会会員。
著書・訳書 『PMプロジェクト・マネジメント入門』(マリオン・E・ヘインズ著、翻訳)、『リーダーの人間力』(ヘンリー・クラウド著、翻訳)、『PMプロジェクト・マネジメント クリティカル・チェーン』(共著)など、以上いずれも日本能率協会マネジメントセンター刊のほか、著書・翻訳書多数。

「2022年 『改訂7版 PMプロジェクトマネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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