かぐや姫の結婚

著者 : 繁田信一

• PHP研究所 (2008年10月11日発売)

感想・レビュー・書評

[tairacaさんの感想 · 2009年12月29日]

かぐや姫と呼ばれた実在する姫の話なんですが、
この方は何冊も平安本を書いているせいか
「皆さんご存知の」とか「あの！」という感じで人物に関する説明が少なく、人物評は固まっているので、かぐや姫は誰であるか把握している人で無いと読むのは辛いと思います。
　文章も独特なので、平安物に飢えているとしても中身を確認してから買うことをオススメします。

著者プロフィール

1997年東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。2003年神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了、博士（歴史民俗資料学）。神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、同大学外国語学部非常勤講師。著書に『陰陽師』（中央公論社）、『平安貴族と陰陽師』『呪いの都　平安京』（以上、吉川弘文館）、『殴り合う貴族たち』『王朝貴族の悪だくみ』（以上、柏書房）、『天皇たちの孤独』（角川書店）などがある。

「2008年 『王朝貴族のおまじない』 で使われていた紹介文から引用しています。」