かぐや姫の結婚

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569702889

感想・レビュー・書評

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  • かぐや姫とタイトルにあるので物語かと思ったら、実在の人物の話でした。平安時代随一の知識人と呼ばれた藤原実資の残した日記をもとに、彼の娘藤原千古の結婚にまつわる出来事をまとめてあります。また、千古だけでなく当時の貴族の姫君たちの結婚事情についても知る事ができます。興味深くて一気に読んでしまいました。権力と資産を持った父に溺愛され、ちょっとわがままに、快活に成長していく千古が見えるようでした。

  • 『小右記』でしられる実資の末娘はかぐや姫と呼ばれていたそう。当時の貴族の娘の結婚事情がよくわかり興味深かった。

著者プロフィール

1997年東北大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学。2003年神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了、博士(歴史民俗資料学)。神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員、同大学外国語学部非常勤講師。著書に『陰陽師』(中央公論社)、『平安貴族と陰陽師』『呪いの都 平安京』(以上、吉川弘文館)、『殴り合う貴族たち』『王朝貴族の悪だくみ』(以上、柏書房)、『天皇たちの孤独』(角川書店)などがある。

「2008年 『王朝貴族のおまじない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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