インターネット的 (PHP文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569762463

感想・レビュー・書評

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  • インターネットは、新しいものというよりも、
    本質的なもので、
    ツールだったり、
    人間的なものだったり。

  • 2001年に出版された本書が、2015年の今もまだリーダブルであるのはなぜか? まだiPhoneもiPadもなかった1997年に広告業界からインターネット上に活動の場を移した著者が当時考えていたことはまるでインターネットの未来を予見していたようでもあるが、実はコミュニケーションの本質を深く捉えていたということなのかも知れない。

    それは、知りたいことや欲しいものがあったら、まず自分から与えることだったり、未完成な状態でも信頼できる相手に見せて、早く意見を貰う事だったりする。

    昔、彼が「広告をつくるのに向いてる人っていうのは、おいしいお団子を食べたときに、思わず他人に勧めちゃう人」みたいなことを言っていたのだが、それはまさにインターネットの世界においても必要な資質であろう。

    根本的に、ラディカルに考えるとそういう事なのだろう。

  • 最近本読んでも、中々目が滑ってしまうので、こんな本と言えないのだけど…。

    並列するものを否定して、そのものを評価するようなことって、確かに貧しいよなぁ、て。


    きっと気付かずにやってしまってる気がする…。


    また読み返したい本。

  • クリエイター思考の自分にとって印象に残った箇所。

    引用
    クリエイティブにとっては、定置的な農作業でなく原野を拓いていくような開拓のほうがいいのだと思います。管理できる労働で時間を埋め尽くすよりも、ふらふらした状態を楽しむのが、一番生き生きするし、効率だってよさそうです。
    (75頁10~13行)

  • 面白かった。印象に残った部分を書き出す。

    「正直は最大の戦略である」(112頁)山岸俊男さんの著書『信頼の構造』『安心社会から信頼社会へ』からの引用。

    「消費者」という人はいない(145頁)

    「商品環境論」「評判論」(155頁)

    消費こそ生産だ(200頁)

    「消費のクリエイティブ」(203頁)

    消費のクリエイティブを育ちにくくさせているもの(229頁)否定的な論評の功罪。「いいと思ったものを、他と比べないで誉める」

    立候補するという考え方(241頁)

  • 面白かった。勉強になった。

    消費のクリエイティビティ。
    世界観を持つこと。
    立候補したほうが自由。
    精神的に無垢な時代があったことも後悔しない。

    もやもやと心にあって、あ、そうなんだ!
    って思うことが多かったです。
    そしてとても励まされました。

    心にあることを心に沿う言葉で表現するのは難しい。

    ちゃんとそれができるようになりたいなぁ、と本筋とは違うところで思いました。

  • 2001年に出版され現在のインターネットを中心とした情報ネットワークを予言していたと称される本が文庫化。インターネット的なものから社会、思考法、表現法などインターネット創成期に感じた感覚を的確に論じている。

  • 「なにか革新的なものが発明されたり、びっくりするようなものが登場したりするたびに、これですごく変わるぞ、一気に変化するぞってみんなは言うけれども、目玉の位置や鼻の数は変わらない」という吉本隆明さんの言葉が引用されていた。インターネットがここまで浸透して、いろいろなことが便利になったけど、この感覚は常に持っていたいと思う。

  • 2014/11/17

  • ほぼ日刊イトイ新聞 - インターネット的。
    http://www.1101.com/internet_teki/

    PHP研究所のPR(新書)
    http://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-61614-8

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著者プロフィール

1948年群馬県生まれ。株式会社ほぼ日代表取締役社長。71年にコピーライターとしてデビュー。「不思議、大好き。」「おいしい生活。」などの広告で一躍有名に。また、作詞、文筆、ゲーム制作など幅広い分野で活躍。98年にウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を立ち上げてからは、同サイトでの活動に全力を傾けている。近著に『かならず先に好きになるどうぶつ。』『みっつめのボールのようなことば。』『他人だったのに。』(ほぼ日)などがある。聞き手・川島蓉子さんによる『すいません、ほぼ日の経営。』(日経BP)では「ほぼ日」の経営について明かしている。

「2020年 『いつか来る死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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