- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569763811
作品紹介・あらすじ
痛風、糖尿病、高血圧、アルツハイマー……これらの病気は、すべて血液の汚れが原因です。空腹力をつければ、改善、防ぐことができる!
感想・レビュー・書評
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体の不調は血流の汚れが問題であり、題名にある空腹(=満腹になるまで食べない)のほか、下半身を使った運動やストレスを溜めないといった方法で、血流を良くすることの重要性を説いていた。
本書の考え方は東洋医学的で、ウイルスに対してあらゆる薬で対抗する西洋医学的な発想に否定的な立場を取っている。個人的には、筆者の言い分にも一理あると思っていて、薬漬けにするような治療に対して、食生活の改善によって免疫力を高める事で病気に抵抗する方が、健康的な解決方法と感じた。ただ、本書で提案されているニンジン・リンゴ・ジュース等は、理想的かもしれないが生活に取り入れるのは難しいと思うので、食べすぎないように日頃気を付ける位で良いのではと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
真新しい情報は特になかったが、
生姜紅茶は実践してみようと思う。
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途中から独特すぎてついていけなかった。ちょっと宗教ぽいというか。。
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漢方薬やニンジン・リンゴジュースのみをを飲む断食で治療するユニークな保養所の院長である著者の空腹力についての著書。
以前から、「飽食の時代」を生きる現代人の食べ過ぎ、飲み過ぎについて、断食まではいかずとも、空腹の時間帯をもつことの大切さに関心があったので、復習のつもりで読了。
現代の人間、特に発展国では1日3食が当然のように推奨され、あまりお腹が空いていなくても起きたら朝ご飯、昼休みには昼ご飯を食べ、間食をして夕食にもしっかり食べる。
これでは、消化が追い付かず、いつも腸の中に食べ物や老廃物が残っている状態が続き、思考や肉体活動、胃での消化に使うべき血液が腸に集中してしまい、常に眠たかったり、倦怠感等で動くことさえ億劫になったりしてしまう。
また空腹時には、サーチュイン遺伝子という長寿遺伝子も活発になるため、空腹な時間帯をもつことは、健康や長寿にとってすごくいいこと。
しかし、今の日本で断食をしようと思っても、誘惑も多いし、人付き合いもうまくいかなくなるかもしれない。
そこで、夕食を食べたあとは間食せず、朝食を抜き、昼食まで水で過ごすというプチ断食を試してみてはどうだろう。
昼食の内容も、本当の断食からいきなり普段の食事と同じ量を食べないのと同じで、少し控えめな量を食べるにとどめる。
朝から何か食べないと力が出ないと思うかもしれないが、慣れると食べないほうが今まで消化に回されていた午前中の血流が、しっかりと脳や身体に行き渡り、活動的な午前中を過ごすことができる。
また、季節の野菜、果物、魚介等、季節のものを食べることで、夏は身体を冷やし、冬は暖めるといった食べ方もできるようになる。
自分も朝食を抜き始めて、7年以上になる。
もともと健康体ではあったけど、毎年1年に1度は出ていた高熱もなくなり、風邪はひかなくなった。食事法には勧められているものがたくさんあって、それぞれに主張が違う。自分が取り組みやすいものを試してみて、それが自分に合わなければ違うものをすればいいというスタンスでやればいいと思うし、自分の直接のエネルギーを作ったり、身体を作っていく食事について、何を食べるかとどう食べるかについて、もっと考えていきたいと思う。 -
石原結實 著「空腹はなぜいいか?」、2015.6発行。6000年前のピラミッドの碑文に「人は食べる量の1/4で生きている。残りの3/4は医者が食べている。」(食べ過ぎるから病気になり、医者が生活できる)とあるそうです。空腹の効能は、①長寿遺伝子の活性化 ②免疫力の向上③脳の活性化 ④排泄が良くなる ⑤精神の安寧 ⑥体温が上がる。病気は血液の汚れから。汚れの原因は、①動物性蛋白質の摂り過ぎ ②運動不足 ③ストレス ④冷え ⑤有毒物質(食品添加物、薬品など)。血液の流れを良くし、汚れないようにするには逆を!
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勉強なりました。
空腹時に放出されるホルモン物質「グレリン」
このホルモン物質が放出されると、海馬の血行が良くなり脳の回転が上がる。
・空腹=脳の機能が上がる。
・満腹=脳の機能が下がる。
現代は満腹になることが多い。この満腹時に起こる脳の機能の低下を実感している人は多い筈。
環境汚染物質、食品添加物、化学調味料、薬品。
これらが身体に入ってきた時に身体は、胃液や腸液、膵液などで有毒物を薄め、嘔吐や下痢をして体外へ排出する。
この時の身体の反応は正常な状態に戻そうとする行為なので、無理に薬などで対処してしまうことはよろしくない。 -
飽食により、血液の汚れや、内臓に負担がかかり病気になりやすくなるということを、経験談から述べている。
かぜ薬も負担になっているらしい。
確かに今、死因ワーストの癌、心臓病、脳梗塞などは、昔はそれほどおおくなかったようだが、別の病気が流行っていた。
西洋医学と東洋医学の良い所を取捨選択できるようになりたいものだ。