レオン氏郷(うじさと) (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所
3.76
  • (3)
  • (26)
  • (13)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 140
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569764504

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 知名度は然程高くはないのかもしれないが、智勇兼ね備えた、同時代人から一目置かれていた人物で、独自の信念を胸に生きる氏郷の姿には惹かれた…
    「今の時代」に“蒲生氏郷”が物語の主人公として描かれることには、大きな意義が在るのかもしれない。蒲生氏郷は「交易で得られるモノが戦の帰趨を左右するようになった」とか「足利幕府に代る秩序の確立が模索されていた」という時期に、自身の色々な意味での“理想”を追い掛けようとした軍人、為政者、文化人、個人である。今の時代も、一口で巧く説明し悪い程度に、「過去の色々なモノの様子が変わってしまった」とか「新たな何かが求められる」という時期に在るのかもしれない。だからこそ、「自身の色々な意味での“理想”を追い掛けようとしてみること」が個々人に求められるのかもしれないような気がするのである…

著者プロフィール

作家。1955年福岡県生まれ。久留米工業高等専門学校卒。東京の図書館司書を経て本格的な執筆活動に入る。1990年、『血の日本史』(新潮社)で単行本デビュー。『彷徨える帝』『関ヶ原連判状』『下天を謀る』(いずれも新潮社)、『信長燃ゆ』(日本経済新聞社)、『レオン氏郷』(PHP研究所)、『おんなの城』(文藝春秋)等、歴史小説の大作を次々に発表。2015年から徳川家康の一代記となる長編『家康』を連載開始。2005年に『天馬、翔ける』(新潮社)で中山義秀文学賞、2013年に『等伯』(日本経済新聞社)で直木賞を受賞。

「2023年 『司馬遼太郎『覇王の家』 2023年8月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安部龍太郎の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×