132億円集めたビジネスプラン

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569771908

感想・レビュー・書評

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  • 彼を形容するなら、日本で最も優秀な若手ビジネスマンという感じだろう。
    東大卒、ハーバードビジネススクールをTOP5%の成績で修了し、BCG出身といった輝かしい肩書きもさることながら、なによりも説得力が感じられる。PHPというあまり硬派ではない出版社によりしかもソフトカバーの薄い本であるため、舐めてかかってしまいそうだが、簡潔で力強く表現力に跳んだ文章にやられた。

  • レビューby のり~

    【内容】
    ライフネット生命を立ち上げる際に、どのような市場分析をし、どのようなターゲティングを行ったのか。実際の図やアンケート結果等を用いて、とても具体的に記してくれている。ビジネスを立ち上げる際の考え方(プランの全体像)としてはもちろん、マーケティングの実例としても、大変参考になった。

    【感想・気づき】
    ・アントレプレナーシップの定義「自分が使えるヒトモノカネといった経営資源の制約は、一旦取り払って、何が世の中に求められているか、だけを考える」HBSで教わる内容とのこと。制約に捉われがちな自分の思考に気づけた。

    ・市場環境分析、STP分析、ペルソナ(子育てローラ)、実際のアンケート結果…どれも具体的で大変参考になり、またじっくり読み直したいところ。

    ・キャリアについて、著者がHBSで学んできた内容についても記載があり、「自分にとっての取締役会をつくる」(成長を定期的に確認する意味)など、参考にしたい内容が多数あった。

    【具体的行動】
    ・制約条件を一旦取り払って考える(クセ付け)
    ・自分取締役会を開く(メンターのような存在を考えてみる)


    P.S.うっしーありがとう!

  • できることではなく、あるべき姿を定義し、それに必要なリソースを揃えると言う考え方は、非常に励まされる。
    全体的に、内容も分かりやすい。

  • 彼を形容するなら、日本で最も優秀な若手ビジネスマンという感じでしょうか。

    仲間たちに勧められて読んでみました。PHPというあまり硬派ではない出版社の本であり、しかもソフトカバーの薄い本であるため、舐めてかかってしまいがちだが、想像以上にすばらしい内容。東大卒、ハーバードビジネススクールをTOP5%の成績で修了し、BCG出身といった輝かしい肩書きもさることながら、なによりも説得力があります。簡潔で力強く表現力豊かな文章にやられた。本書のタイトルに納得。

  • 戦後初独立系生保誕生のためのビジネスプラン。
    要諦は、世に「求められること」に着目し、徹底的に顧客像の調査し、
    自社を活かす場を見つけ100%のニーズ充足を目指さず、
    財務に目を配り、ブランドを築き上げること。
    まとめると『大市場 参入阻む 高い壁 挑むベンチャーの 熱意とロジック』といったところでしょうか?

  • 生命保険はお好きですか?私は基本的に大嫌いです。。
    何故なら、保険のおばちゃんのしつこさと、払ったお金がどこに使われているのか分からない仕組み。
    ものの本によると、なにせ原価の3割から6割は、おばちゃんの給料やなにやらに消えてしまう。
    貯蓄なら、現金でするワイ。
    そして、不払いなんかされた日にはきっと気がくるってしまうでしょう。


    ビジネスプランを立てるという作業は非常に難しい。
    色々頭を捻ってみて考えてみても、もう世の中には全てのビジネスが生まれているんではないかと絶望感を感じてしまう。せいぜい出てくるのは、うまくも、面白くもないプランばかり。。。。


    著者は、大学時代には現役で司法試験に合格し、ボストンコンサルティングに就職、その後日本人で数名しかいないハーバード・ビジネススクールを最優秀の成績で卒業。。。。
    この時点で頭の出来が違うと感じてしまうが、その実最初ビジネスプランを構築する際には、同じような悩みにぶち当たったらしい。
    そこからのブレークスルー、対面販売でしか売れないといわれてきた生命保険をネット専業で販売するという。


    ビジネスプランの書き方を学べる本はいろいろあるが、この本は著者がどのように悩み自分のビジネスプランを構築したかが、文章から透けて見えてくる。


    本書に対して、また立ち上げたばかりのビジネスを、成功してもいないのに本にするなどという批評もある。ただ、132億を集めたことがすごいのではない。
    知恵の限りを尽くして、自分のビジネスを軌道に乗せようとしたこの姿勢がこの本からは学べる。

  • 冒頭の「アントレプレナーシップの定義」が素晴らしい。
    新規事業を検討する際、制約事項が頭から離れなかったけど、
    それは全然起業家精神に則っていない、ってことだった。

    Planned Happenstance(計画された偶然)は第二のキーワード。

著者プロフィール

ライフネット生命社長兼COO

「2014年 『楽しい仕事はない。だから楽しくやる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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