スティーブ・ジョブズvsビル・ゲイツ (PHPビジネス新書) (PHPビジネス新書 125)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569776972

作品紹介・あらすじ

アップル創業者スティーブ・ジョブズと、マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ。一見対照的ながら、どちらも強烈な個性で時代を引っ張ってきた二人の経営者。そんな彼らを、12の能力から読み解き、比較。その壮絶なる仕事ぶりから経営者としての判断力、部下や外部とのコミュニケーション能力、そしてライバル撃退力までエピソード満載で説く。最強の経営者は果たしてどっちだ。

感想・レビュー・書評

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  • アップル創業者スティーブ・ジョブズと、マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ。コンピューターという分野で境を変えた二人の天才を多角的な要素から分析した本です。

    この本は昨日読み終えました。これを手にしたきっかけは前に「バトル・オブ・シリコンバレー」というテレビ映画を見たのがきっかけでした。そこには、若き日のスティーブ・ジョブズとビル・ゲイツがIT世界の覇権をかけて切磋琢磨する様子が描かれていて彼らのそのあまりのブッ飛びぶりに何度となく笑わせてもらいましたが、この本にはそれを上回ることが書かれていました。やっぱりその個性は違えど、『世界を変える』という偉業を成し遂げる人間には普通の人間には想像もつかないような感性や行動や仕事振りがあるものだということを改めて思い知りました。

    僕が読んだ限りでは創業時から自身が引退するまで会社を右肩上がりで成長させてきた、ビル・ゲイツのほうが経営者として優秀だと思うのですが、個人的には自分が設立したアップルを追われ、失意の中からネクスト社やアニメ製作会社のピクサー社を立ち上げ、そして今またアップルに返り咲いてiPhoneなどを世に送り出したスティーブ・ジョブズのほうが思い入れがあります。

    そして昨日Youtubeで彼がスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチを見てまして。それは彼の人生が3つの話に分けられている有名なスピーチですが、その結びの言葉が

    “Stay hungry, Stay foolish. (ハングリーであれ、バカであれ)”

    でした。しびれましたね。文句なしにかっこよかったです。ま、それはさておいて、20世紀から21世紀にかけて、コンピューターで世界を変えた二人の男。その業績やパーソナリティー。仕事術を徹底比較しているという点で非常に面白いものだと思います。

    先日、ジョブズが他界されてしまいました。享年56歳。偉大な人でした。合掌…。

  • 二人の考え方の違いなどが章ごとに対比されていて面白い作りの本。

  • 内容が薄っぺらい。表層をすくって、いちを、多角的に二人を比較してみました。的な感じ。

  • 二人の伝記を一回で読めた気分。
    人間性やエピソードや分岐点など、とても印象に残った。

  • スティーブ・ジョブスとビル・ゲイツの二人の経営者をいろいろな角度から比較。
    二人の強烈な個性・性格。全く異なる二人であるが、仕事に対する熱意は熱くこだわりがあったことが伝わってくる。
    下で働く人間にとっては、働きやすいとはいえないが二人のカリスマ性によって良くも悪くも引き込まれることによってとてつもないパワーが引き出されているようだ。
    二人は、とてつもない個性があり他を寄せ付けない人間であった。

  • CEOに必要に資質とは?

    →本当の仕事をしたかったらお金のことを忘れる
    運命の決断は意外なところでやってくる、つまりどう決断かで努力が報われるかどうか、仕事の成果が決まる

  • ワードとエクセル作ったのがビルゲイツって知らんかった 笑

  • 払ってもいい金額:1100円

    本書中に出てくるエピソードがけっこう生々しくて、ほんとに全部本当なのか!?とちょっと思っていますが。

    ビジネスとしてMicrosoftやAppleの関わっている人には有益だったかも。
    なぜ過去形かというと、ジョブズは逝去し、ゲイツは会長職に退いているから。

    ジョブズは完璧な製品を世に送り出し、
    ゲイツは開発途上でもタイミングを重視して製品を世に送り出す
    的なところがちょっと印象的だった。

    WindowsとかOffice製品とかバグばっかりなのは、やはりそういう思想だったんだって再認識。

    最近のApple製品はよくわからないが、Macは完璧な製品だったかどうかはちょっと微妙だなぁ。

    「ジョブズの手法が他と違うのは、最も重要な決定とは、なにをするかではなく、なにをしないかを決めることだと信じていた点だ」(P117)
    「機能を切り捨てて製品を作る」というところは、確かにそうだな、でその部分がけっこう不便だったりするんだよな、俺的には、って感じでした(苦笑)

  • ジョブズの本はいくつか読んだので、何かと比較されるゲイツについても知りたくなり手にとってみたが、新書でお手軽にすまそうと思ったのが間違いだった。単なるエピソードの羅列で全く人物像が見えてこない。
    読み終わってから気づいたが、筆者は「神の交渉力」と同じ人物。そういえばあれもエピソードの羅列で、ジョブズ本としてもビジネス書としてもお粗末なものだった。

  • ジョブスとゲイツ。どちらも大きな功績を残した人物であるが、その実態としては、従業員からの不満や衝突が多いようだ。

    iPhoneを作るためには、飛び抜けて厳しい評価と、飛び抜けて厳しい要求を出し、やろうともしないでできないと言う部下はすぐに首を切り、散々やってできなかったという部下は無能であるとクビを切る事を繰り返してできた。

    うん。いい職場環境とは思えない。まぁ、給料すごいいし、ジョブスのもとで働けるならば、と思う人はゴマンといるからなぁ。

    ジョブスなき今、アップルはもう終わってしまうのであろうか。

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著者プロフィール

ビジネスコンサルタント

「2022年 『イーロン・マスクはスティーブ・ジョブズを超えたのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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