とっておきの標語 (とっておきのどうわ)

著者 :
  • PHP研究所
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本棚登録 : 114
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569783062

作品紹介・あらすじ

ゆりとみことを、なかなおりさせる標語を考えることになった。家にかえって、かあちゃんにそうだんしてみたら、なんと、とうちゃんとかあちゃんもけんかしてるみたい。小学1〜3年生向。

感想・レビュー・書評

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  • 4年生読み聞かせに持っていきました。
    時間:15分程度

    「とっておきの俳句」と同じ主人公たちが、今度は標語を作る話。
    https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4569782094

    標語とは「どうしたらみんなで楽しく生活できるか短い言葉で伝える。心のドアをノックする感じ」ということ。
    まずは交通安全標語。
    良い例、みさきちゃん:「あいさつと ルールで作る 朝の道」
    悪い例、つよしくん:「赤信号 次に出たのは カニ信号」
     つよし:この信号が出たらカニみたいに横歩きで渡らなアカン!
     先生:そんな信号あったらこまるやろ~~

    次には「なかなおりの標語」
    だって同じクラスの仲良し女の子たちが喧嘩してるみたいだから。
    家に帰ったらとおちゃんとかあちゃんも喧嘩中みたい!「ラッキー!!」だって仲直りの仕方は喧嘩してる本人に聞くのが一番。
    つよしは喧嘩はしないから仲直りの仕方も分からないんだ。面倒くさいし、みんなもつよしでは喧嘩にならない(多分お気楽すぎて)って言う。

     「ごめんなを いうなら おまえから」
     「けんかしてるひまがあったら なかなおりしろ」
    これじゃあなんだか嫌な響き。ますます喧嘩しそう。

     「めんどくさい けんかなんて やめておきな」
    ううん、これもイマイチ。

     「そのけんか みんなみてるよ 心配してるよ」
    やっぱりみさきはいいこと言うな、そういえば喧嘩って悪くない。みんなに心配してもらえるし、仲直りでもっと仲良くなれることだってある。

    標語が楽しくなってきた、もう少し考えよう。

    ***
    4年生もちょうど防災標語を作っていたようです。
    絵本というより児童文学でちょっと長かったかな。
    面白い標語を作るのでたまに笑い声も聞こえましたが、全体的に反応は少なかったです。
    やはり4年生くらいからは反応が静かになりますね。

  • 班ごとにクラスの標語を考えることになった。
    どうしたらみんなたのしく生活できるか、短い言葉で伝えるのだ。
    コンコンと心のドアをノックできるかな?

    〇クラスの子がケンカしてたので、なかなおりの標語を考える。とうちゃんとかあちゃんのケンカ、かあちゃんのカレーの肉が気になるな!薄い肉やったんやろか。残してたしな。
    なかよしの標語、よかった!
    〇うっかりの標語作っても、うっかりさんは標語を忘れるからムリやで~て、わかる。

  • 仲直りしたくなるような魔法の言葉。

    「ごめんねは こころとこころの ガムテープ」

  • [墨田区図書館]

    図書館でみかけて、幼年童話だけど、読まないかなーと思って借りてきたのに、気付いたら夜読んでいた。うーん、何が気をひいたんだろう?本当に子供はその時々で何を思って本を取るのか分からない、借りてみるもんだ。

    作者の名前に聞き覚えはあったんだけどピンと来なくて、筆者紹介で思い出した!「~の○休み」とかのシリーズだ!あと、「~室の日曜日」。恐らく私だけでなく、息子自身、「易しい本」と認識して読んだんだと思う。

    最近モノによっては一人読みをするようになったとはいえ、内容的にはもう少し難しく、ページ見た目はもっと字が小さくてボリュームがあるものを読めるようになるといいなーと次なる段階で焦っていたけれど、こういう本を見ると成長を感じるな。

  • 先生がいきなり「標語を作ってください」なんていう。標語ってなんやねん。あ、いいのんできた。「赤信号たまにはでてみろ黒信号」先生におこられた。 標語のテーマは「さいきんクラスで感じていること」やねんて。ぼくらの班は、けんかのなかなおりができる標語を考えることになったけど、家に帰ったらお父ちゃんとお母ちゃんがおおげんかしてて…。

  • ポスターを書くときに、ぼくも標語に苦戦したから、先にこの本を読みたかった。また作るときには、参考になりそう。
    でも、作り方を説明した真面目な本じゃなくて、おもしろいお話だった。
    たい焼きをもらったけど、コロッケがよかったなって思う主人公のつよしとか、友だちとのやりとりに笑っちゃった。(小5)

  • 標語をつかった交流がとても楽しいです。

  • (2013-08-03)

  • 北森先生が、最近クラスの空気がゆるんできたから、標語を作って
    ひきしめようと言いました。

    班に分かれて話し合っていると、ゆりちゃんとみことちゃんがけんかしている
    ことがわかったので、なかなおりさせるための標語をつくろうということに
    なりました。

    つよしは、お父さんとお母さんにそうだんしてみますが、ケンカ中みたいで、
    お話しになりません。
    いろいろ自分で考えても、思いつく標語は自分で突っ込みたくなるものばかり。
    つよしは、わからなくなってしまいました。

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著者プロフィール

村上しいこ(むらかみしいこ)
三重県生まれ。
『うたうとは小さないのちひろいあげ』で第53回野間児童文芸賞受賞。おもな作品に「へんなともだち マンホーくん」シリーズ(たかいよしかず・絵)、「七転びダッシュ!」シリーズなど。
ホームページ
http://shiiko222.web.fc2.com/

「2023年 『防災室の日曜日 はんにんをつかまえろ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

村上しいこの作品

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