あきらがあけてあげるから 【3歳 4歳からの絵本】

  • PHP研究所
4.12
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本棚登録 : 1611
感想 : 104
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569789934

作品紹介・あらすじ

くやしい。ボクはくやしい。ボクはチョコがたべたいんだけど、このふくろ、あけにくいんだよ。
ボクはまだちっちゃくてちからもよわいから、このふくろはあけられないんだ…。
でも、もうすこしおおきくなったら、ボクはきっとなんでもあけられるようになるとおもうんだ。じぶんのぶんもみんなのぶんも、ぜーんぶあけてあげたい。あきらがあけてあげるから!
どんなものでもあけられるって、なんだか楽しい! 夢が広がるヨシタケシンスケのユーモア絵本。

感想・レビュー・書評

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  •  ボク(あきらくん)にはあけられないものがある…なんでも自分であけられるようになりたいな~というかわいい日常を描くストーリー。

     わかるなぁ…うちの子が小さいころ、「あけられない…あけて!!」ってよく頼まれたのが懐かしいっ…。そうやって頼られているうちって、今とはまた違った大変さもあったけど楽しさもまたあったなぁ~とか、しみじみ考えさせられた一冊でした。

    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      かなさん、おはようございます♪

      ヨシタケシンスケさんて、
      日常のちょっとした事からの、繊細な気持ちを、見つけ出してくれているところが巧くて...
      かなさん、おはようございます♪

      ヨシタケシンスケさんて、
      日常のちょっとした事からの、繊細な気持ちを、見つけ出してくれているところが巧くて、魅力ですよね〜☆彡

      読んでいて、子供自身も、本と同じ気持ちだな〜♡と…嬉しくなるだろうし、大人だって共感できたり笑えたりできたり、しみじみしちゃったりできる……。
      人気なのもわかりますよね☆彡

      かなさん、
      朝からこの本のことを少し考えただけで、優しい気持ちになれましたよ〜♡(*´∇`*)♡
      2023/06/17
    • かなさん
      チーニャさん、おはようございますo(^-^)
      ヨシタケシンスケさんの作品って、
      ホント、読めば読むほどあったかい気持ちになれますよね!
      ...
      チーニャさん、おはようございますo(^-^)
      ヨシタケシンスケさんの作品って、
      ホント、読めば読むほどあったかい気持ちになれますよね!
      発想も日常生活に密着したものが多いから共感もできるし
      あとは、ウチの子が小さい頃もおんなじだったなぁ…とか
      そういう共感もできるし(*´∀`*)♡
      もし、もっと早く、ウチの子が小さい頃にヨシタケ作品と知り合えてたら
      読み聞かせしまくってたかもしれませんね!!
      コメント、ありがとうございます。
      2023/06/18
  • 小5娘に超・久々に読み聞かせ…じゃなくて、わたしが「読み聞かせて」もらいました!
    登場人物を上手に演じ、声色をかえながらスラスラと音読してくれて、「あ〜大きくなったなあ、大きくなっちゃったなあ…」としみじみ。
    この気持ち、このお話に登場する主人公のお父さんの気持ちと通じるものがあるなあ、とおもいました。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    主人公の男の子は、お菓子の袋が自力で開けられず、お母さんに頼んで開けてもらいました。
    ピッ、とすぐ袋を開けるお母さんを見ていたボクは、「くやしい〜、ボクもあんな風にピッと開けたい!!」という野望を持ち始めます。
    そこからはヨシタケシンスケさん得意の「妄想」いや「想像」の世界へ。
    なんでもパカッと開けちゃうボクの姿にほげっ!となる読者その1その2(わたしと娘)。
    開けるときの擬音にも注目!

    そして後半に登場のお父さんの「息子がおおきくなるまでにいろんなところでいろんなものを息子とあけたい」という気持ちに、「わかるわ〜」としみじみするいち母(わたし)でした。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    物が自力で開けられるようになる、ということは子どもがそれだけ大きくなったということです。
    100%頼られていた赤ちゃんの頃から、すこしずつすこしずつ、大きくなって、できることが増えていく…
    それとともに、子どもが親を頼ることも少しずつ減っていきます。
    頼られっぱなしも親としてはつらいし、子どもよ早く大きくなって!!とおもっていたのに、イザ本当に子どもが大きくなってあれこれ自分でできるようになると、アレなんだかさびしい、かも…??というのが親心。

    かくいうこの絵本の読み聞かせも、ほんの1年前まではわたし(母)が娘に読み聞かせていたのに、いたのに、いたのに…いつの間にやら娘から読み聞かせてもらえるようになるなんて…うれしいやらさびしいやらでした。
    子どもの自立に伴う親心と子心が垣間見える、絵本でした。

  • 何でも開けたがる子供の様子がリアルです。

    そしてお父さん、お母さんの気持ちもとてもよくわかります。

    「ありがとう」って言わせると、なんだか感謝の気持ちが半減している気がします。自然に身につけてほしいけど、ついつい言わせてしまう、難しい問題です。

    成長してしまうと、確かにやってあげられることもなくなっちゃうので、「そのくらいの自分でやってよ」と心の中で思いつつも、頼まれたら開けてあげたいなぁと思います。

  • ヨシタケシンスケさんは

    あきらくんのお父さんみたいな人なんじゃないかな

    と思いました。

  • ヨシタケシンスケさんの作品の中で、バツグンのおもしろさ!(全部読んだわけではないけど)
    ものを開ける時の音の違いをたくさん!
    あと、大人になってこういうふうにいろんなものが開けられるといいな、という想像がふくらんで、とてもおもしろい。
    そして、最後は子供の成長に伴うお父さんの気持ちのもの哀しさ…
    すごく楽しい本でした。

  • 輪ゴムの子発見!
    最高!

    • かなさん
      MRさん、おはようございます。
      今回はフォローのお願いにお邪魔しました。
      これからも、どうぞよろしくお願いします!

      ヨシタケシンス...
      MRさん、おはようございます。
      今回はフォローのお願いにお邪魔しました。
      これからも、どうぞよろしくお願いします!

      ヨシタケシンスケさん、楽しいですよね(^^)
      もう、発想がいいっ!
      でもって、MRさんのレビューで
      輪ゴムの女の子がこの作品にちょこっといるのに
      気が付きましたっ(*'▽')
      こういうところがまた、ヨシタケシンスケさんの作品で
      好きなところですよね!
      2023/09/07
  • かわいいなぁ〜本当にヨシタケさんの絵本かわいい…
    オチがほんっと可愛くて笑った!!!
    読み終わって母に回したら、母も音読しながら笑ってた。

    あきらが色んなものを開けてくれる。
    それはもう、あんなものから…こんなものまで…
    なまはげを開けるのが好きwwww
    お父さんお母さんが読んでも、ちょっと切なくなって、でもほっこり出来る。可愛らしい絵本

  • 〝ボクは、チョコが食べたいんだけど、この袋開けにくいんだ。 ボクはまだ小っちゃくて力も弱いから、この袋は開けられないんだ〟...「ねえ お母さん これ開けて」 「ピ! ホイ。なんていうの?」「・・・ああ。ありがとうございます」「ハイ。どういたしまして」...〝も少し大きくなったら、ボクはきっとなんでもあけられるようになると思うんだ。自分の分も皆なの分も、ぜーんぶ開けてあげたい〟「あきらがあけてあげるから」・・・夢が大きく膨らむ<ヨシタケシンスケ>版、癒しのユーモア絵本。

  • 【息子4歳セレクト】
    お父さん(旦那)が今まで読み聞かせした絵本の中で
    1番良かった!!と太鼓判◎
    それを聞いてから1人で読んでみたら泣けた。
    どんな気持ちで読んでたのかなと思ったら...
    ヨシタケさんの絵本は大人にも響く。

    うちの子もお菓子の袋とか
    未開封のペットボトルの蓋とかまだ開けられないから
    それと重なってジーーーン。
    大きくなってなんでも開けられるようになったら
    確かに寂しくなるのかなー。
    つい自分で頑張って!と言いがちだけれど
    必要とされている今って幸せなのかもしれない。

  • まるで3歳の娘をみているようで面白い。
    娘も似たもの同士だからかとても気に入って何度も読まされます。

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著者プロフィール

1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。『もう ぬげない』(ブロンズ新社)、『おしっこちょっぴりもれたろう』(PHP研究所)で第26回、第29回けんぶち絵本の里大賞を受賞。ほかの著書に、『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』(ともに講談社)、『ころべばいいのに』『ねぐせのしくみ』(ともにブロンズ新社)、『りゆうがあります』『あきらがあけてあげるから』(ともにPHP研究所)などがある。2児の父。

「2022年 『レッツもよみます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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