GS世代攻略術―「最後の富裕層」に買わせる! (PHPビジネス新書 159)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569793290

作品紹介・あらすじ

モノが売れないと嘆きつつ、自分の財布の紐も確かに堅くなっている。そんな厳しい状況で、"GS世代"をターゲットにした商売が次々と成功をおさめているのにお気づきだろうか?健康や孫に投資を惜しまず、知的好奇心を満たしてくれる講座に殺到する「最後の富裕層」。お金と時間を持っている彼らに足りないのは「欲しいもの」だけなのである。"GS世代"の消費心理をくすぐるビジネスの現場に密着。

感想・レビュー・書評

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  • GS世代は何を望んでいるのか?

    →主婦に関しては、子育ても終わったことで自分の楽しみ、健康、友人を作るためパートに出ている
    楽しい時間という商品に対しては旺盛な消費意欲がある

  • GS(ゴールデンシックスティーズ)世代とは、世間一般で言うところの団塊世代の事。この世代の持ち家比率は約9割で、金融資産も平均2千万円と裕福、なおかつボリュームのある層である事から、企業が顧客ターゲットに設定するのに、ある意味最も「美味しい」層である。そういう意味も込めての「ゴールデン」なのだろう。

    「時間」にも「お金」にも余裕のあるGS世代ではあるが、かといって安からという理由だけでは決して消費行動に走る事は無いと筆者は指摘する。

    では、GS世代が求めているモノとは?一体何にお金を使うのか?

    それは、「楽しい時間」という商品であり、その時間そのもの、あるいはその為に付随して購入を要する物であると筆者は指摘する。そして、具体的にGS世代にウケている商品やサービスについて種々の事例を紹介している。

    本書で述べられている内容に関しては全く異論無いものの、同時に新鮮味も感じられない印象。今現在の事だけでは無く、今後ども様なサービスがGS世代に求められるかの考察が薄いのが残念。

  • GS(ゴールデンシクスティーズ)世代と名付けられたベビーブーム世代である60代の購買行動についての本。

    単一に近い購買行動をとる層として日本の消費を引っ張ってきたという意味では「デフレの正体」で需要を牽引する層として位置付けられていたが、この本ではさらにミクロな観点で「この層にどうやって消費をしてもらうか」がテーマになっている。

    確かにアパレルの分野でも、20代であればやりすぎなほどに細分化されたターゲティングをされているのに、60代にたいしてはまだまだ余地があるように思う。
    消費は若年層が牽引するというのは最早幻想であるとして、現実的にお金を使える層へのアプローチ概念が必要だとはおもう。

    今後のおそらく更にこの分野の書籍やマーケティングセミナーは増えるだろうし、労働者市場においても存在感を一気に増す可能性のあるGS世代は気をつけて意識したい。

  • この本で東京の住処とは別に佐賀県に家を持ちたい、と思えたことがインスピレーション。

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著者プロフィール

株式会社カケハシ

「2019年 『トップ企業の人材育成力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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