- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569800097
作品紹介・あらすじ
時間に追われる毎日を過ごしている人でも「時間って何?」とあらためて問われると、明確に答えられないだろう。本書は時間の謎について考える物理学者が「時間はなぜ流れるのか」や「時間はどのように流れるのか」といった問題を取り上げていく。なぜ我々は時間の流れを感じることができるのか、それを考えていくと、最終的には宇宙の成り立ちにまで話がつながっていくことになる。相対性理論や最新宇宙論の話、そしてタイムマシンの可能性まで、時間と自然の不思議を満喫できる話題を盛り込んだ。
感想・レビュー・書評
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物理理論をもとに時間とは何かの研究成果を述べる。時間と空間は時空として離れたものではない。相対性原理、宇宙論、なるほどと思ったが、時間研究の最前線の章は分からないところが多かった。
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物理学者による、ちょっと難しいけれど比較的分かりやすい、「時間とはなにか」という問いに答える本。その性質上、特殊相対性理論と一般相対性理論を扱っていて、本書の半分以上は宇宙論にもなっています。重要なキーワードは「エントロピー」でしたこのイメージを掴んでおかないと、時間の流れについてもイメージが湧きません。
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三葛館新書421.2||FU
物理学者である著者が時間の謎について考えます。
物理学的に「時間とは何か」ということから「時間と重力、時間と宇宙の深い関係」についてなど、話は宇宙論にまで広がります。
難解ではありますが、タイムマシンの実現可能性のお話はなかなか興味深いです。
(ゆず)
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=63266 -
多大な興味を持って読み始めたが、結局内容の半分も理解できず、表題の答えもわからぬまま終わってしまった。元来理数系には弱いが、これほどまでにわからないとは何とも情けない。時間が流れる理由を熱力学を用いて説明しているのだが、エントロピーの概念が理解できずお手上げ状態になった。
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面白い、分かり易い、これは良書。
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恐らく解説そのものは科学的に正しいのだろう。だが大事なところでディテールをすっ飛ばして説明しているものだから、納得感が得られない。いくらでも反論の余地を残すロジックとなっていて、さすがに理系人間でもついていけない。例えば重力で光が曲がる理由について、自由落下するロケット中での光の挙動で説明しているが、このロジックは自由落下を想定しなくても(加速度ゼロの等速運動でも)成立する。
そもそも「時間」とか「宇宙」とか一般人の想像を超えるような事象について、こんな粗いやり方で理解できっこない。最終章になると「こうなっていると言われているから信じろ」と言わんばかりの宗教チックな内容となっていて残念。 -
これも時間と宇宙論最新まとめ。頭混乱する…(>_<)
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いくつかの時間の矢の説明を通して、時間とは何かを考えている。宇宙論と時間の関係がメイン。
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物理学者達が時間をどのように考えているかを紹介した本。
イラストも用いて分かりやすい説明がなされている・・・と思ったがイマイチ。
「時間」について、様々な説明がなされているけども、著者の噛み砕きがどうも納得できない。
理解できないまま話が進んでいくので最期まで楽しむことができなかった。
難しいというのではなくて・・・この説明でいいのか?という疑問を引きずったまま読んでしまった。
読者の姿勢に寄って、分かりやすくなったり、分かりにくくなったりする書かもしれない。
一般の解説書であるのに、こちらのオツムがついてい行けないということを思うと、哀しい。
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【目次】
時間とは何だろう
時間はなぜ流れるのか
時間はどのように流れるのか I
〜運動と時間の関係〜
時間はどのように流れるのか II
~重力と時間の関係~
宇宙と時間の深い関わり
時間研究の最前線
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