大人になりきれない

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569804996

作品紹介・あらすじ

会社で働くちょっぴりイタイ人たち-。でも、あなたは本当に彼女たちのことを笑える?異才がシニカルに描く"働くアラサーたち"の群像劇。

感想・レビュー・書評

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  • 登場人物たちの描写がリアルで、かつての人間関係でモヤっと感じていた部分の輪郭がはっきりするような気分でした。
    こういう人いるよな〜と。
    特に救いもなく面白かった〜!となれる作品ではないですが、読んでみて良かったと感じています。
    ただフォーカスされていた人物たちを嘲笑っているだけなら同じ程度だと思いますね。
    つくづく人って怖いなとも思いました。

  • 大人になりきれない痛い寒いアラサーの大人たちのお話。裏では自分もどう思われてるかなんてわかんないよなぁ。怖い。痛い寒い人間にならないように気をつけなくちゃ。2013/077

  • どこにでも居そうな、イタくて、サムい30過ぎの女たち。

  • ダークな感じ。
    でも、何となくわかる気もする。
    今ってこんな風になってしまったんだって思って、リアル過ぎて気をつけようと反面教師的に読んでました。
    もう遅いかもしんないけど…

  • 白瑞穂に見せかけて、どっぷり黒瑞穂だった。
    最後に、ひとかけらさえも救わないのが、いっそ、清々しい。
    地味な、幕間に出てくるあの子がコワイ……。

  • 他の方も書いている通り、読んでいてあまり気分のいいものではありませんでした。

  • 沙耶様になりたくない…
    ほかの2人が結局どうなったのかが書かれていないのが後味悪い。

  • 会社にいる、「イタイ社員」の群像劇。
    作中はツッコミ役が出てくる場面が限られているので、イタイ社員たちの行動に読み手がツッコミを入れながら読む必要があります。
    そのせいなのか、結末がアレだからか、読後もモヤモヤ感が残りました。

    何が一番ショックって、「このキャラが一番たち悪いな」と思ったキャラクターが、自分に似ていたこと…

  • 書店で立ち読みして購入。冒頭をパラパラと読んだ時には、会社を舞台にしたポジティブなお話を期待してたのだけれど、お話としては真逆で、ずれてる事に気がつけない大人達を嘲笑する、読了感がかなり悪いお話。

  • とある(どうでもいいけど、最近はこの出だしが続くなぁ)企業に勤める痛ぁい女性二人と男性一人の物語。「コレでおしまい?」的な結末が物足りません。

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著者プロフィール

平山瑞穂(ひらやま・みずほ)
小説家。1968年、東京都生まれ。立教大学社会学部卒業。2004年に『ラス・マンチャス通信』(角川文庫)が第16回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。著作には、『忘れないと誓ったぼくがいた』(新潮文庫)、『あの日の僕らにさよなら』(新潮文庫)、『シュガーな俺』(世界文化社)、『プロトコル』(実業之日本社文庫)、『マザー』(小学館文庫)、『四月、不浄の塔の下で二人は』(中央公論新社)、『午前四時の殺意』(幻冬舎文庫)、『ドクダミと桜』(新潮文庫)、『さもなくば黙れ』(論創社)など多数。評論に『愛ゆえの反ハルキスト宣言』(皓星社)、エッセイに『エンタメ小説家の失敗学』(光文社新書)など。

「2023年 『近くて遠いままの国 極私的日韓関係史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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