結果を出すリーダーの条件 (PHPビジネス新書)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569807065

感想・レビュー・書評

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  • 12/4読了。黄色マーカー引きながら貪るように読んだ。サラリーマンとして今後生きていくうえでの指南書にしよう。

  • 日本におけるリーダーシップの欠如を憂う本。危機感を煽る吉越節。

  • トリンプ・インターナショナル・ジャパン元社長、吉越浩一郎氏の最新作。吉越氏の本は何冊も読ませて頂いているが、今回の本は、今までの著書以上に、吉越氏は怒っているように感じた。それは日本に対する最終通告かのようだ。それぐらい危機的な状況だというのを僕たちは理解し、行動していかないといけない。

    その危機的状況の原因を作っているのは、日本にリーダーが不在だから。吉越氏が提唱するリーダー論は、昨今のリーダー論とは正反対だ。厳しい。とにかく厳しい。結果がすべてと吉越氏は言う。この本を読んで厳しいと感じた自分もそうだが、これを読んで厳しいと感じている時点でダメなんだと思う。世界ではこれぐらい厳しくてあたりまえ。日本だけぬるま湯に浸かった、平和ボケしている国だというのを痛いくらいに理解させてくれた。

    日本の大企業が軒並み赤字続き。それも世界に羽ばたいていた、時代の先端技術を持つ企業が大赤字。その理由がこの本を読むと分かるはず。スピードが足りない、何をやるにしても中途半端で、責任を取りたくないから、すべてのことが曖昧。日本人らしさは、こと働くということに関していうと、まったく役に立たないのかもしれない。

    本の中に、とても具体的に日本のダメな点が多数書いてある。例えばその中のひとつが、エスカレーターひとつとっても、日本のエスカレーターには、注意書きが七項目も書かれているが、海外ではまったく書かれていない。要は、言われたままに生きていれば、そこそこ生きられてしまうように作られているのが日本という国なのだ。そういう社会ではリーダーは育たない。想定外の状況でも、自分の頭で正解を考え、瞬時に判断していけるのが、リーダーの本来の資質だ。自己責任で物事を判断し生きていかないと、世界レベルの仕事ができない。そういった世界レベルの仕事をさせる為にも、上に立つ人には、絶対的に強制させる力が必要なのだ。

    最後に、「成功するまでやれば、必ず成功する」この言葉をすべてのリーダーに贈ろうと締めている。そういうことなのだ。成功するまでやらないから、成功していない。赤字だったらどうして赤字なのか。徹底的に原因を追及する。追求し、対策を立てる。そして即実行。ぬるま湯に使った日本人は、ヘラヘラ笑って仕事をしている。その間に世界の企業は必死に前へ進む。もう猶予はない。企業のトップが読むのは勿論のこと(悲しいけどダメな企業のトップは、こういった本を絶対読まないだろう)リーダーの指示を受けて働く僕らも。これから社会に出て働く学生達も。日本人全員が読まないといけない。

    なぜなら自分の人生のリーダーは自分だから。

  • 【読書その117】今の職場に異動して2か月と少し。職場を今まで以上にまとめて結果を出す立場になり、その難しさと自分自身の力不足を痛感する日々。そんな中で手に取った本。やはり、ひたすら自分自身を磨くことが大事。自分に厳しく成長していけば、おのずと結果もついてくるだろう。毎日日々試行錯誤だけど、自分自身を信じて覚悟を決めてやらないといけない。あとは少し心に余裕をもって、毎日を楽しんで仕事をしたいと思っている。

  • ビジネスは結果がすべてという割り切りが気持ちいい。

  • 新幹線品川駅でオススメされており、つい購入。「報連相は絶対、こんなマネジメントは即やめろ。」などのキャッチーなコピーにつられた。

    内容は、最近の"人に優しい"リーダーシップやマネジメントの一般論を完全否定するような論法だが、根底に流れるものは部下の成長や組織のパフォーマンスの最大化など共通の話。

    自分で考え、人まねでない自分のやり方を作らなければいけないと言うのもいつもと同じ。

  • キーワードは自立、徹底、結果、デッドライン、日本人。

    単語でみればなんてことないが、組み合わせにより出来上がる意味とその背景にはリーダーになるということは口でいうほど簡単ではないことをよく分からせてくれる。

  • 仕事の上でのリーダーとは 全て受け入れられないけど、本当に参考になる内容でした。

  • 私にとっては,2つの理由から重要なテーマでした.

    1つ目は,研究室スタッフとして学生や同僚を引っ張るべき役割を担っているという点,2つ目は,日本人学生に対して,よい意味で社会の現状や厳しさを伝えるべき役割を担っている点からです.

    読み終えて,考えさせられることが本当にたくさんありました.私はこの著者を「残業ゼロ」という経営手法を採用した経営者として以前から知っていたのですが,残業を暗に認める勤務習慣が如何に日本に非効率をもたらしているのかを強く実感できました.

    自戒するべき部分も含め,参考になる部分が本当にたくさんあります.

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著者プロフィール

1947年千葉県生まれ。ドイツ・ハイデルベルク大学留学後、上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。極東ドイツ農産物振興会、メリタジャパン、メリタカフェを経て、1983年にトリンプ・インターナショナル(香港)に入社。1987年にトリンプ・インターナショナル・ジャパンの代表取締役副社長、1992年に同社の代表取締役社長に就任。代表取締役在任中に19期連続増収増益を達成。2004年に「平成の名経営者100人」(日本経済新聞社)の1人に選出される。2006年に退任し、現在は、吉越事務所代表。

「2016年 『気力より体力 一流のコンディションを手に入れる 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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