作品紹介・あらすじ
勉強法、文章術、暗記法。「頭がよくなる」ために必要なコツがまとめて身につく一冊!
感想・レビュー・書評
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東大卒の著者が語る13歳からの「勉強法」・「文章術」・「暗記法」。人によって合う合わないがあるものだと思うので、読んでいて頷けるところとそうでない所があるものとして最初から向き合うとよい。
長期的な意味での学習に対するスタンスを身に着けさせようとしている本なので、瞬間的な効力はないだろう。まだ自分のスタイルを身に着けていなくて、取捨選択するための材料が必要な初期段階に読むと良いのかもしれない。
「暗記法」についてはかなり自分の考えと合っていた印象。「文章術」については、それを読むだけではなかなか身につかないのであまり読み終わってもコレといった感想がわかなかった。どうしても情報が流れていってしまうもので。
「13歳からの勉強ノート」
「13歳からの暗記ノート」
「13歳からの作文・小論文ノート」
を1冊にまとめたもの
13歳からの頭が良くなるコツじゃなくて、これは13歳までなら通用する勉強法でしかない、と思う。
好きな教科だけやる、計画性をもたずに、問題集は一回だけ、勉強はどんな姿勢でもいい、などなど、あまり実用的ではない。
おそらくこれは、著者のような天才肌向きの勉強法なのではないだろうか。お子さんの教育に悩まれる親御さんが読んでも無駄とはいいきれないが、すべてを鵜呑みにするのは危険。
勉強の本分は、計画的にものごとをこなす習慣を身につけることなのであって、テストの点数はその結果としてついてくるものなんだけどな。
…と思ったが、勉強が好きな子、嫌いな子別の方法があって、なるほどと納得できる部分もある。ただし、一部のオタク的な発想の暗記法はどうかと思うが。
ところでイラストが可愛いのですがご自身で描かれているのでしょうか。
著者プロフィール
東京大学医学部保健学科卒。同大学院博士課程単位取得。日本経済新聞社データバンク局に約6年間勤務。ICCF(国際通信チェス連盟)インターナショナル・マスター。JPCA(日本郵便チェス協会)第21期日本チャンピオン。JCCA(日本通信チェス協会、旧称JPCA)国際担当(ICCF delegate for Japan)。主な著者に『史上最強の論理パズル』『論理パズル「出しっこ問題」傑作選』『人工知能はいかにして強くなるのか』(以上、ブルーバックス)、『数学〈超絶〉難問』『数学〈超・超絶〉難問』(ともに日本実業出版社)、『13歳からの英語で自分の意見を伝える本』(PHP研究所)など多数。
「2022年 『3語でネイティブ英会話 [音声DL付]』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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