プライドが高くて迷惑な人 (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569820910

感想・レビュー・書評

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  • 色々あり、読んでみました。
    迷惑かけられてると思いこんでるだけで、もしかして迷惑かけてるのが自分?
    と、不安になってきて確認したくなりました。
    大丈夫でした(笑)
    読みやすかったし、別の本も読んでみたくなりました。

  • 『あなたが今いる場所で、地道な努力を続けて自然に認められるようになるのが、「プライドが高くて迷惑な人」にならないための最善の方法なのである。』

  • 精神科医が書いた、ありがちな内容の本である。実際には本書に書かれているような人は周りにおらず、自分自身もそこまでひどいとは思わないので大丈夫かな。ラ・ロシュフコーなる人物の文言がやたらと引用されているのが気になった。最後に原書の書名をあげていたが、どうなんだろう?

  • 本文中にキーワードが繰り返されるので分かりやすい。
    事例は若干オーバーラップしているような気がする。

    ・経験によって強化された全能感
    ・対象リビドーの満足
    にゆがみがあったり不足している人間は

    ・幼児期のナルシシズムの残滓
    に頼り自尊心を支えている

    このような心理構造を説明している。

    そして幼児的な万能感は
    親自身の「蘇生した」ナルシシズムの投影でもある、
    という説明が身に染みた。

    芥川龍之介の言う「(子供に対する)利己心のない愛は必ずしも子どもの養育に最も適したものではない。この愛の子供に与える影響は 少なくとも影響の大半は暴君にするか弱者にするかである」
    はまさに今の時代を言い当てているものだなと思った。

    最後のページに筆者からの処方箋がある。
    いつでも心に留めておきたいシンプルな処方箋。

  • マニックディフェンスや自己愛についての一冊。PHPらしいようで、らしくない部分もあって面白い。プライドが高い人への対応の指南書でもあり、自分自身を見つめ直すための本でもあってかなり読める内容。

    ただし他の著書でもそうなのだけど、冒頭で「プライドが高くて迷惑な人が増えている」というのが、実際の数字なりで表すことなく事実として最後まで進んでしまうのは困ったものです。
    これ「テレビでそう言ってた」でそれを事実として進めてしまうノリと同じように思える。考えて自分で判断して行動する人には向かないだろうに。こういうところの甘さがきになる一冊。「読んでおけ」とは思うけど。

  • これを読んでるお前も気をつけろよ、ということでしょうか。
    異常な人間の見本市のように楽しめる、と思っていたら、論旨が真面目な方向に向かっていく。
    読み進める意欲をなくすような構成が個人的にはツラかった。

  • こういう人は意外と身近にいる。

  • 自分の感情を優先したいと思います。

  • 今現在自分が関わっている人でこのような人は居ないけれど、実際こういう面倒な人は沢山いるらしい。こういう人には何か聞かれても『取り調べで尋問されているわけではないのだから、きちんと正確に答える義務はない』くらいの割り切った気持ちで居た方が厄介ごとに巻き込まれなくていいそう。対処法としては関わらないこと、返答にユーモアのセンスを発揮することのようだ。
    プライドの高さは幼少期の万能性が抜けないことによるものらしい。親の育て方が悪かったのか?

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著者プロフィール

1961年生まれ。大阪大学医学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。専門は精神医学、精神分析。フランス政府給費留学生としてパリ第八大学でラカン派の精神分析を学びDEA(専門研究課程修了証書)取得。精神科医として臨床に携わりつつ、精神分析的視点から欲望の構造について研究。日生病院神経科医長、人間環境大学助教授を経て、現在、神戸親和女子大学教授。著書に『オレステス・コ
ンプレックス—青年の心の闇へ』『17歳のこころ—その闇と病理』(共にNHK出版)『分裂病の精神病理と治療7—経過と予後』(共著、星和書店)など、訳書に『フロイト&ラカン事典』(共訳、弘文堂)などがある。

「2005年 『攻撃と殺人の精神分析』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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