最新版 「うつ」を治す (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569821641

作品紹介・あらすじ

名著『「うつ」を治す』の最新版! DSM-IVから最新のDSM-5に、現在処方されている薬に置きかえて、さらにわかりやすく解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 鬱の症状、心理的治療、お薬など、とてもわかりやすく、丁寧に述べてあります。
    仕事にも役立つ!

  • 全てを読むのは体力が要るけど、自分が知りたい項目だけ読んでも分かる様になっているので読み易かった。精心的な事で悩んでいる人、周囲にそういう人がいて心配している人に読んで貰いたい一冊

  • うつの基礎的な知識を、当事者やその周囲の人々にもわかりやすいように書かれている。専門用語が少なく、あったとしても平易な説明が必ず付け加えられてあるので、ある程度の知的レベルのクライエントへの心理教育にも利用できるかも。
    また、そのように一般レベルで読みやすいような内容となっているため、非常にあっさりしており、専門的に学びたい人にはやや物足りない印象。
    繰り返し強調されていることは
    ・周囲の人々は、うつを有する人の表面的な問題行動に目が行きがちであるが、その裏にあるうつの存在に気づくことが重要
    ・精神疾患の薬は抵抗感がある人が多いが、薬はギプスのようなものだから併用した方が効果的なことが多い。そのためにはクライエントによる薬への理解を深めることも必要
    といったことなど。
    大野先生は認知療法寄りの認知行動療法を専門とされているが、当方行動療法寄りの認知行動療法を好む身としては、うつを有する人々の具体的な問題(回避行動の機能など)への言及がほとんどなく、切り込みが甘いように感じた。ただ、だからこそある意味でクライエントの「痛いところ」はあまりつつかないので、心理教育には向いてる書籍であると言えると思う。

  • 産業医に勧められて大野先生の名前を知った。新書で読みやすく、うつの事を知りたい時に最適。「こころが晴れるノート」も購入したのでそちらは書きながら整理したいと思う。認知療法の先生なので、心理療法の7つのコラムが良かった。

  • この本に出逢うまでは、うつに関する事を正しく情報として学ぶことはありませんでした。
    自分自身の病気うつの事を知ろうとしてこなかったのです。
    そのことは、自分自身を知ろうとしてこなかったからかもしれません。

    うつの基本的知識、心理的治療、薬物治療、社会的治療で学ぶことが出来ました。
    特に、心理的治療の重要性と具体的な対処法、薬物の知識を知ることが出来て安心しました。
    また自分が単なるうつだけだなく、躁状態になって双極性障害になっていたことにも気づきました。

    気分グラフ法を使って躁状態、うつ状態になる前に
    気づいて早めに対応出来るようにしていきたいです。
    自分の今の状況をお医者さんに具体的に話してもっと医者に相談して、活用して行こうと思います。

    今の経験や対処法を将来本に出来るようにイメージしていきたいと感じました。

  • DSM-Vになって以降のうつ病について精神科医が書いた本。

    「うつ」について一通りの情報が網羅されており、勉強になった。

  • 精神科医の大野先生が、10年前に書いた「うつ」の本の改訂版を出版なされました。
    本には、うつ病の診断から薬物療法のことまで平易に解説がなされています。
    大野先生は認知行動療法で有名です。
    うつの心理療法には認知(Cognition)、コントロール(Contorol)、コミュニケーション(Communication)の3Cを変えるようにします。

    http://ameblo.jp/nancli/entry-11995453120.html

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著者プロフィール

一般社団法人認知行動療法研修開発センター理事長、ストレスマネジメントネットワーク(株)代表
1950年、愛媛県生まれ。慶應義塾大学教授などを経て現職。日本認知療法・認知行動療法学会理事長。認知療法活用サイト「こころのスキルアップトレーニング」監修。著作に『はじめての認知療法』(講談社、2011)、『こころが晴れるノート』(創元社、2003)、『認知療法・認知行動療法 治療者用マニュアルガイド』(星和書店、2010)、『不安障害の認知療法』(監訳、明石書店、2013)、『〈正常〉を救え──精神医学を混乱させるDSM-5への警告』(監訳、講談社、2013)、「認知行動療法の新しい潮流シリーズ」(監修、明石書店)ほか多数。

「2016年 『ベックの認知療法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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