名作なんか、こわくない

著者 : 柚木麻子
  • PHP研究所 (2017年12月15日発売)
3.16
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  • 本棚登録 :226
  • レビュー :20
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569837208

作品紹介・あらすじ

本は女の最大の武器――。若手人気作家を夢中にさせ、今をつくった古今東西の名作を紹介。その魅力を味わい尽くす「読書エッセイ」。

名作なんか、こわくないの感想・レビュー・書評

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  • あ~面白かった!
    20代の頃は岩波文庫を読み漁っていたなと懐かしむ。
    そっかフランス文学が私は好きだったのか、と。
    本棚に静かに眠っているその子たちを、また取り出してみようかと思う。

    読んでない日本文学もチェックしつつ、新訳版の「風と共に去りぬ」も読みたいかも。

  • 著者による初のエッセイ集。

    アニメ番組「世界名作劇場」のようにゆっくりとした展開で名作を紐解いていきたい……そんな思いに駆られた著者が、古今東西の文学を読み解き、その魅力とそのお話にまつわる思い出を綴ったとのこと。

    読んだ人も、これから読む人も、読むつもりがない人も、みんなが楽しめる名作案内ってことで、まーた読みたい本が増えちゃったらどうしよう!!と思っていたんだけど、さすが名作文学揃い!まるで紹介された本を読みたくならなかった、というある意味すごい1冊ですwww

  • 初読

    柚木さんの文学について触れてる文章好き
    女性、女同士についての感覚も好き、というか
    わかるわかるなんだよなー。
    基本的に信頼してるんだよね。女性を。

    「危険な関係」の「怖いと言われる女性のどこかにも私はいつもユーモアや人間味を感じてしまうのかもしれない。いざこざが起きてもその背景にあるものにじっと目を凝らしたくなる。」
    「高慢と偏見」の「どんな時代のどんな人間だって、女の子が自分をねじ曲げて、世界におもねる姿なんて好きではないからかもしれない」

    にグッと来た。
    セレクトも良かった。

  • 「読むつもりがない人も愉しめる」←良いね

    PHP研究所のPR
    『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』の著者による初のエッセイ集。
     アニメ番組「世界名作劇場」のようにゆっくりとした展開で名作を紐解いていきたい……そんな思いに駆られた著者が、古今東西の文学を読み解き、その魅力とそのお話にまつわる思い出を綴ったのが本書。
     名作というと敷居が高いと感じている人が多いと思うが、ページをめくってみると、そこにいるのは今の私たちと変わらない悩みやコンプレックスを抱えた人々。友情、恋の駆け引きといったワクワクするようなお話から、裏切り、三角関係といったギラギラしたお話までが、余すところなく描かれている。
     ここでは、有吉佐和子の『悪女について』、ハーマン・メルヴィルの『白鯨』からカズオ・イシグロの『日の名残り』まで、全57冊の読みどころと、柚木氏の視点ならではの新しい魅力を紹介。読んだことがある人、これから読む人、読むつもりがない人も愉しめるブックガイドになっている。
     若手人気作家の日常生活も垣間見られる、キラキラした一冊。
    https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-83720-8

  • 柚木麻子さんの世界の名作紹介とエッセイ。

    読んだことがない本ばかりだけれど、そして外国の小説は苦手なんだけど
    (人の名前や地名が覚えられなくて)
    読んでみたくなる本がたくさんありました。

    柚木さんの小説に出てくる主人公は結構キャラが強いんだけれど…
    その中に柚木さんの一部が入っているのかなと勝手に思っていたけれど…
    豊富は読書量や読み方捉え方から成り立ってるのかなと思いました

  • 2018.1.25読了。
    作家柚木麻子さんの世界の名作についてのあれこれ。
    最近出来た言葉なのかはわからないけど「自己紹介乙」という返しの言い方を知っておお〜と腑に落ちたのだ。つまりその人の言葉から出たものがその人をよく表してる。それで、本にしても映画にしてもありとあらゆるものを「つまらなかった」という言葉で終わらせてしまうのは自分自身がこの本(なり何なり)から得る読解力の無さを表明してるようなものかもと。でも言っちゃうけどね。
    それでいうと柚木さんの本の読み方は柚木さんの奥にある読書量やら女友達との豊かな世界やら世の物事の捉え方の明朗さやらを感じた。今後読むかは分からないけどこの本面白そうと知る本もたくさんあった。
    追記。心に残ったトコ。柚木さんが古典文学で好きな所に登場人物が過剰な行動をするというのが挙げられていたこと。

  • 面白かった。読書好きとしては、バイブルとして置いておきたいほと。専攻の関係で取り上げられているフランス文学はだいたい読みましたが、尻の青い大学生の頃にはいかに内容がわかってなかったか思い知らされました。熟年になった今こそフランス文学の魅力がわかるのでは、と強く実感。日本文学、外国文学含めもう一度じっくり読んでみなければ、と思わせてくれます。文学の魅力を噛み砕いて教えてくれた、軽妙な作品でした。スカーレットオハラのドレス、思わず検索してしまいました。

  • なんというか感じ方が女性だなぁ、としみじみ思う。
    強い女性が主人公かサブキャラの作品が多いと感じていた。しかし、作者自身は日々悩み、映画の俳優に黄色い声を上げる普通の女性であったことに新鮮さを覚えた。

    作者が紹介した「高慢と偏見」は「本を守ろうとする猫」でも出てきた。そして「白鯨」の紹介中に登場したクィークェグは「書店主フィクリーのものがたり」でカクテルとして登場。
    本と本が繋がるのは楽しい。

    何となく日頃Twitterやニュースを見てモヤモヤしていたことが、彼女の言葉ですっきりした。

    「どうして今、こんなに野心や情熱が疎まれるかといえば、それは、誰しも感情を殺すことになれっこだからだと思う。ガツガツ生きるさまが見苦しいという以上に「私達が我慢しているんだから、あなたも我慢しろ」が本音だろう。」

  • 「ダウントン・アビー」が観たくなる不思議な名作案内。
    狼なんか怖くないってことかな赤ずきんちゃん。

  • 世界名作全集に載るような本にはどうしても苦手意識があってつい避けてしまいがちだったけれど、このエッセイを読んでとても興味が湧いた。今更だけど読んでみようかな。

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