一生使える脳 専門医が教える40代からの新健康常識 (PHP新書)
- PHP研究所 (2018年1月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569837444
作品紹介・あらすじ
人生100年時代は「一生使える脳」が重要。脳のワーキングメモリーの活性化、食事、運動、身体バランスの保持で脳は驚くほど若返る。
感想・レビュー・書評
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認知症の専門医が文字通り、脳について語った一冊。
特筆すべき内容はなかったものの、わかりやすく勉強になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<目次>
はじめに
第1章 一生使える脳、一生使えない脳
第2章 「一生使えない脳」になる前兆は40代から現れる
第3章 脳の「ワーキングメモリ」を向上させる生活習慣
第4章 「一生使える脳」を支える身体づくり
第5章 「一生使える脳」を保つ環境整備
<内容>
認知症の専門家が書いた、認知症にならず楽しく老後を生きるための生活習慣を解説した本。帯には「一生使えない脳」になる危ない習慣、チェックシートがあるので、立ち読みでいいから確認を(笑)。ヤバければ買うべし!
特に「あれ何だっけ?」になった時、調べなさい。そしてそれをメモリなさい!は実行すべきだろう。あとは、マルチタスク(頭を使う&頭を使う)でなく、デュアルタスク(身体を使う&頭を使う)がおすすめとか、「噛みなさい」(1食あたり約600回咀嚼すべし。ちなみにガムを10分間噛むと1食分の咀嚼になるそう)とか、すぐできてボケない生活保障がたくさん載っています。 -
【きっかけ】
雑誌にて長谷川先生の「5行日記が脳の記憶力を底上げしてくれて自律神経も整えてくれる」というメソッドを見かけ、御本人の本も読んでみたいと思ったため。あと、もうアラフォーなので今後生きていく上での指針を知りたかったため。
【感想】
以前読んだ「スマホ脳」と内容が被っている箇所もあって(適度な運動、スマホ使いすぎない、社会とつながりを保つ、睡眠大事等)、重複している部分は今後実践していきたいなと思う。 -
●その昔「脳細胞が再生産される事は無い」と言い切っていました。しかし脳内では老いてもなお、全く新しい脳細胞が作られていることを発見しています。脳の容積が増えると言う現象が確認できています。
●ワーキングメモリが平行して処理できる情報は最大で7つ。仕事の早い人、記憶力に優れた人は、飛び抜けてここが優秀なのではなく、一つ一つの作業を素早く終わらせ、ワーキングメモリを解放するコツを掴んでいる。 -
日記による回想療法。毎日日記をつける。5行程度。記憶を刺激する。
運動+頭を使う=デュアルタスクトレーニングは脳の力を向上させる。運動しながら計算、俳句をつくる、など。
頭+頭=マルチタスクは能率が悪い。
イチョウ葉エキスのギンコライドは裏付けがある。
卵は一日2個。
朝昼晩のうち一食だけ糖質制限する。
減塩で高血圧が下がるタイプは1%だけ。減塩はほとんどの人にとって意味がない。ただし、塩はにがりを残す自然塩を使う。
歯周病を持つ人は糖尿病になりやすい。歯肉炎のサイトカインがインスリンの働きを妨げる。
一日3回、10分ずつガムをかむ。咀嚼回数一日分になる。
有酸素運動、筋力トレーニング、柔軟体操の3つ。
ブレイングボード。
睡眠は7~8時間必要。22時から夜中の2時に深い眠りが必要。
風呂に入って1~2時間後に寝る。
ランニングタビ無敵で歩く。足裏全体を使える。 -
脳を一生使う、という視点で生活をしたいと思った。
運動と栄養 -
「あれ、なんだったっけ?」は危険なシグナル! 65歳以上の認知症患者462万人、認知症予備軍400万人! 30代から50代の過ごし方で「一生使える脳」になるか「一生使えない脳」になるかが?認知症患者を診る医師が、医学的に正しい脳の使い方を指南!
内容例を挙げると◎聞き方一つで、記憶がよみがえる◎知的生産のカギを握るワーキングメモリ◎増えていく「あれ、なんだったっけ?」の原因は?◎なぜ、ワーキングメモリを解放することが重要なのか? ◎感情を動かし、扁桃核を刺激すると記憶に残る◎一〇〇から七を引いて、ワーキングメモリの働きをチェックする◎身体を動かすとき、脳は最も活発に動き出す◎言い間違いを指摘されたとき、カッとなる人は要注意!◎こんな食習慣が一生使えない脳をつくってしまう?等々
すぐやる‼️メモする!書き出す❣️A4アウトプットメモリー -
一生使える脳 専門医が教える40代からの新健康常識
著:長谷川 嘉哉
「人生100年時代」の長生きを「幸せな長生き」にするために最も重要なことは、脳のパフォーマンスを保つことである。最新の脳科学の研究では、脳への適切な刺激と生活環境の改善によって、何歳でも脳のパフォーマンスは向上することがわかってきた。
本書の構成は以下の5章から成る。
①一生使える脳、一生使えない脳
②一生使えない脳になる前兆は四十代から現れる
③脳のワーキングメモリを向上させる生活習慣
④一生使える脳を支える身体づくり
⑤一生使える脳を保つ環境整備
頭すっきりで爽快な気分!!
という感覚をいつ以来味わっていないだろうか。どこかでそれはもう味わえないと思っているのかもしれない。しかし、本書を読めば、脳の衰えるスピードを押さえるだけではなく、逆に改善させることができることを説明してくれている。
何事も心技体あってこそである。
自分の身体をいたわることがパフォーマンス向上に大いにつながることを教えてくれる一冊。