夏を拾いに

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 128
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575236668

感想・レビュー・書評

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  • 美食家でサウナとジムをこよなく愛する友人K氏のオススメ本。

    悪ガキ3人と東京からの転校生。
    昭和の少年たちが過ごしたひと夏の冒険と勝負。

    ノスタルジックな作品で、故郷の湖の冷たい水と、草の香りのするムッとした空気を思い起こすような気分になりました。
    50歳前後の男性がベストターゲット??

    男子の友情って、なんか、イイ(≧▽≦)!!

  • タイトルに惹かれて手に取った。
    夏休みという、子ども時代にだけ与えられた特権的時間。
    新しい友だちができたり、喧嘩したり、大怪我するほどの冒険をしたり。
    キラキラとした少年時代の鮮やかな記憶が綴られている。

  • 家族シリーズの著者の長編。父が冷めた現代の息子に伝える昭和四十年代の風景。何かスゴイことを探した文弘達は第二次対戦時の不発弾を探し始める…。自分とは10年位ずれていたり地域の差もあるが、あの頃を思い出させるに十分。そういや拾ったアレまだ実家にあるかな…。

  • 重松清か。

  • 小学生の頃って、事件やドラマが身の回りにいっぱいあったかも。文弘と雄ちゃん、つーやん、そして高井の夏休みは生涯の宝物だろうな。子どもって遊びの天才だと思う。いや、男なんて大人になってもたいして変わってないかも。時代背景がまさに自分世代だから更に楽しかった。

  • タイトルと読み始めから、現代っ子の息子と昭和親父のひと夏の冒険交流記かと勝手に思っていたら違った。
    親父の回想録だったけど、当時の雰囲気が伝わってきた。
    地元っ子と都会っ子、手を焼くいじめっ子の存在、どれもよくあり、今でもあるものだけど、やっぱり読んでしまう。
    お父さんの世代でも息子の世代でもないけれど、昭和独特の空気に憧れるのかな。
    最初は現代に染まりまくってる息子が、話を聞いて最後には昭和に興味を持ってる件に安心する。
    あとがきに、作者なりのスタンドバイミーとあり納得。
    スタンドバイミー好きで何回も見たなぁ。

  • 父が息子へ語る少年時代の思い出。不発弾探し、和製スタンドバイミー。

  • 森浩美ってSMAPの曲の作詞家のイメージしかなかったけど小説も書いてたのねヽ(*'0'*)ツ
    まさに「スタンド・バイ・ミー」の世界…世代的には少し上のお父さん目線でちょっと懐かしい感じ
    「夏に読みたくなる本」…男子に高評価なのも納得(*^^)v

  • 2013/1月
    戦後、昭和の生きざま。
    なくしつつある大事な青春

  • 遠い夏の日、小学五年生の夏休みの思い出。
    自分も夏の冒険を追体験しているようで面白かった。

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著者プロフィール

作詞家、小説家。放送作家を経て1983年より作詞家を始める。作家・脚本家としても活動。

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