- Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575236750
作品紹介・あらすじ
誰が呼んだか"銀座のヤス"。親しみ込めて"ヤッさん"。築地市場と一流料理店を走って回り、頼られる謎の男。自分がなぜ宿無しかは語らないが、驚きの舌と食の知識を持つ。新米ホームレスのタカオは、ひょんなことからヤッさんに弟子入りして、「驚愕のグルメ生活」を味わうことに。市場も銀座も、最高に旨くて、人情はあったかくて、さっぱりと気持ちがいい。だが、誇りを持って働く現場には事件も起こる。ヤッさん&タカオの名コンビが、今日も走る。
感想・レビュー・書評
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ホームレスの矜持というより人間としてですよね。
考えさせられます。
自分でも料理が出来ればと思いました。
ホームレスなんて関係ないですね。
小説の世界ならですけどね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっと身内(勝手に思ってる)関連の流行りに乗って
ってか、わしの本
食べ物好き(日本酒好き)
世話焼き(気まぐれ)
全国に色んな仲間(全国に呑み友)
角刈り(坊主)
頑固(テキトー)
ホームレス(予備軍)
このタイトル、そして読んでるとほぼわしじゃないかと思った
似てるところが、まあまあ多くてわしの事を書いてくれてるのかとホンマに思った
名刺本と言うより『わし』
シリーズ化もしてるしね
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20230917
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グルメとホームレスについて学ぶことができました。とにかくヤッさんの生き方がカッコいいです。物語の終わり方も良かったです。「握る男」にも通づるものがありました。地域によって生かされているという感謝の気持ちと、その地域に貢献しているという矜持が、ヤッさんの生き方を支えているのだと感じました。
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うん、爽快で面白い。今後の続刊も楽しみです。お店を選ぶときの勉強にもなるなぁ。
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ホームレスのヤッさんと、ヤッさんに弟子入りしたタカという若者の物語。ホームレスと言っても、身なは、キチンとして、世間様には、感謝はしても、人間としての矜持は忘れないという、変わったホームレス。
市場の仲買人と料亭、寿司屋の料理人との間をとりもち、料理人や仲買人に感謝されている。
落ちるところまで落ちたタカが、ヤッさんのもとで、成長していき、同じ境遇の弟子仲間であるミサキとハッピーエンドに。
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それぞれの事情を軽快に納めていくなんて素晴らしい。ヤッさん男前すぎる。世の中のホームレスみんながプライドを捨てないでいてくれたら、なんて無理だろうけどそうであってほしい。
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『ありきたりな身の上話をするな』が口癖のヤッさんを取り巻く一連の短編集の割に、比較的ありきたりな人情話がてんこ盛りで、逆に一周まわって新鮮だった。
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不思議なホームレス ヤッさんと
そのヤッさんに救われたタカオの 築地を主な舞台にした
グルメストーリーのような 人情話的なホームドラマ
ちょっと 漫画チックだけど
築地、料理、食べ物に関して
とっかかるには 十二分に面白い1冊にでした。