- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575241129
感想・レビュー・書評
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2018.10.19読了。メメントを思い出しました。
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家族が通り魔事件の被害者であり、自身も事故に遭い、記憶障害をおった女性が、ある事件の犯人として捕まってしまう。記憶がわからないこともあり、事件の展開は進んでいかないのだが、捜査を進めていくうちに、犯人は実は違うのではないと思う女性刑事の推理により、事件は思わぬドンデン返しを迎える。女性と結婚した男性の複雑な関係、家族を思う気持ち、女性を自分の娘のように世話をする女性の存在など、障害をおった女性は人を疑ぐり深く感じてしまうが、二人の愛情が深く感じられ、感動。事件の以外な結末も面白かった。
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2018.9
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高次脳機能障害
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「人を殺しました」と通報してきた女性。殺された男は以前、女性の両親を殺害した人物だったので、復讐の為の殺人と思われた。しかし女性は交通事故で脳に障害があり、記憶が20分しか保てない病気だった。通報した事すらも覚えていない。本当に女性が犯人なのか? それとも誰かの罠なのか?・・・というミステリ。
記憶障害という、恋愛映画等で良く取り上げられる題材だが、この作品は真相を追う女刑事の母が重度の認知症になっているサイドストーリーが絡んでいて、決してイヤミスだけでない秋吉さんのストーリーテラーぶりが光っている。真相は予想できたが面白かった。 -
良かったです。最後は涙、哀しい。