あなたが選ぶ結末は

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 174
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575244533

作品紹介・あらすじ

最後の最後で読者がそれまで見てきたものとは違った景色を提示する「どんでん返し」。前作『最後のページをめくるまで』で見せた鮮やかなどんでん返しを、本作でも再び実現! 「俺の話を聞け」から「真実」まで全五編を収録した驚きの短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 思わず声が出てしまう?予期せぬラストが読者を襲う|水生大海『あなたが選ぶ結末は』 | ほんのひきだし
    https://hon-hikidashi.jp/enjoy/139147/

    株式会社双葉社|本の詳細 | あなたが選ぶ結末は|ISBN:978-4-575-24453-3
    https://www.futabasha.co.jp/booksdb/smp/book/bookview/978-4-575-24453-3/smp.html

  • ❇︎
    2週間後の未来
    俺の話を聞け
    それは財布からはじまった
    きみのための探偵
    真実


    後味の悪い読後感、イヤミスでしょうか。

    最初の話から始まって、終わりにつながる。

    結末は靄の中。

  • どんでん返し短編集。
    「俺の話を聞け」と「真実」だけは繋がりあり。
    イヤミスが好きな人は好みかも?
    どんでん返しは、まあ許容の範囲以内の感じだったかな。

  •  短編集ながら、ラストのひっくり返しが秀逸でした。

     お気に入りは「財布」。スーパーで財布を拾ってくれた老婆にすりよる保険のセールスレディ。とても警戒心の強い老婆に何とかすりよろうとするが、まさかの展開で…。これが一番驚きました。読み返すと伏線もあってスリリングでした。

  • 「最後のページをめくるまで」の続編。前作のような捻りやあざやかなどんでん返しを感じられなかった。

  • ショートミステリー5編

     2番目と最後の短編がつながっている。でも、どれもイマイチすっきりしないんだよねぇ。会話形式の文体が長く続くため、途中流し読みに近くなっていたのかもしれない。

     先に読んだ「最後のページをめくるまで」に続いて読んだんだけれど、前作もそうだったけれど読後感が残らないのはなぜだろうか。

     ま、いっか。

  • 「二週間後の未来」「俺の話を聞け」「それは財布からはじまった」
    「きみのための探偵」「真実」
    5話収録の短編集。

    好きな作家さんで惹かれるタイトル、あらすじも面白そうと思って手にしたが今回は少し空振り。
    鮮やかなどんでん返しを期待したけれど、そこまで意外性もなく、いつもの切れ味の良さが感じられず残念。

    ただ3話目の『それは財布からはじまった』は先が気になって一気読み。
    ストーカーの様に老婆に執着する保健外交員の女性がすこぶる嫌な感じ。
    この結末だけは全く予想外で楽しめた。

    良くも悪くもサラっと読めるダークな後味の短編集。

  • 4つの作品の短編集、先生らしいどんでん返しで最後はなるほどこうなるのかと思いながら読みました。

  • 普通だった。可もなく不可もなく

  • 水生さんの本は初めて読みます。図書館の新着図書で「どんでん返し」という興味をそそるワードと短編集なら読みやすいかなと思いまして。

    どの話も読みやすく、最後まで読んで「ほぉ…」と息を漏らすようなものばかりでした。

    二週間後の未来はSNS仲間の1人が匿名ではないマスクを郵送したあたりから怪しいとは思ったけど最後のフレーズでこれは最初から主人公の警告の話だと分かったし(遅すぎる…)

    俺の話を聞けは登場人物がどんどん増えていって最後まで結末がわからなかった。真実が後日譚になっていてそれでも真相は闇のまま…良いイヤミス

    それは財布からはじまったはお見事。読者をおばあさんに感情移入するように持ってきていて実は…首のスカーフとか紀伊國屋のエコバッグとかヒントはあったのに読んでる時は全く気が付かず。

    君のための探偵も何となく夫が怪しいなぁとは思ったけど、夫婦の謎の話よりも探偵きどりの主人公が最後実は自分が一番人を追い詰めてた、って終わり方がこれも良いイヤミス。

    後ろのページに作者の方は漫画家デビューをされてるとあり、なるほど。

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著者プロフィール

三重県生まれ。2009年、島田荘司氏選考の第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞した『少女たちの羅針盤』でデビュー。14年「五度目の春のヒヨコ」が第67回日本推理作家協会賞短編部門の候補に。20年『ランチ探偵』『ランチ探偵 容疑者のレシピ』が「ランチ合コン探偵 ~恋とグルメと謎解きと~」のタイトルでTVドラマ化。ほかに「社労士のヒナコ」シリーズ、『冷たい手』など著書多数。

「2022年 『ランチ探偵 彼女は謎に恋をする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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