描くひと

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 43
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575314922

作品紹介・あらすじ

生涯を漫画に捧げた「描くひと」の軌跡を、ここに。一九七〇年のデビュー以来、四七年の長きにわたって漫画を描き続けた、谷口ジロー。卓抜の画力を以て、ハードボイルド、格闘、山岳、SF、動物、はては散歩と、漫画のあらゆるジャンルを踏破したその業績は、今もなお光を失うことがない。本書は、谷口がフランスで受けた貴重なロングインタビューを軸にして、生前、交流の深かった人々の証言も交え、その足跡を辿るものである。

感想・レビュー・書評

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  • マンガ家・谷口ジローの作品世界に浸る。世田谷文学館で「描くひと 谷口ジロー展」開催へ|美術手帖
    https://bijutsutecho.com/magazine/news/exhibition/24413

    株式会社双葉社|描くひと|ISBN:978-4-575-31492-2
    https://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-31492-2.html

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      世田谷文学館「描くひと 谷口ジロー展」に見る名作の原画たち。『神々の山嶺』や『孤独のグルメ』も|美術手帖
      https://bijutsut...
      世田谷文学館「描くひと 谷口ジロー展」に見る名作の原画たち。『神々の山嶺』や『孤独のグルメ』も|美術手帖
      https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/24708
      2021/10/20
  • 『#描くひと 谷口ジロー』

    ほぼ日書評 Day612

    谷口ジロー図鑑とでも言うべき一冊。

    正直、『孤独のグルメ』の絵を描いたひと…くらいの予備知識しかない状態で世田谷文学館での回顧展を訪れ、あのさほど広いとは言えないスペースで見事に体力を消耗させられるくらいに圧巻だったのを、ライブ感と共に思い出す。

    原画挿絵多数、原作者や同業者、編集者などによる、谷口評もなかなかに面白い。

    https://amzn.to/3bhkmmO

  • そんな後日譚もありました 主人公が主に歩く地域は清瀬 その中に『狼は帰らず』という登山家・森田勝の伝記があった でも長いシノプシス(粗筋)は書かない 逆に矢継ぎ早に話す感じを出そうとしているのです キャラクターが魅力的で偏在的であることです ほう芳文社 遂に鴎外と永訣し プラクティカル(実用的)・ジョーク スクリプト(台本) ある意味、明治末年の思想が主人公だからね やはぎ矢作俊彦 漫画界の小津安二郎 絵の表現そのものに文学や音楽のような感覚的奥行きを求めている 藤田嗣治つぐはる うすずみ薄墨 尾崎翠みどり 内田百閒 『父、帰る』 『善き人のためのソナタ』 『闇の奥義』 品川洲崎の漁師達が鯨を天王洲に追い込み解体する 木を伐ったり 私を掻き立てるものは、成功したいという欲求ではなく、大切な漫画を語りたい、描きたいという「望み」なのです。 そうしょ叢書 漫画独特の物語的機能と開かれた流動性を持っている ニヒリズムすれすれの運命論的諦観といった特徴は 昔日の面影 蒼い瓦礫 何というか自由で軽やかな身体が前提の当時の漫画の世界に「役立たずの肉体」を鮮烈に描き出した

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著者プロフィール

1947年、鳥取県鳥取市出身。アシスタントを経て、1975年『遠い声』で第14回ビッグコミック賞佳作を受賞。『「坊っちゃん」の時代』シリーズ(関川夏央・作)で手塚治虫文化賞マンガ大賞、『遙かな町へ』『神々の山嶺』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。アングレーム国際漫画祭最優秀脚本賞など、海外でも数多くの賞を受賞。

「2022年 『サムライ・ノングラータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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