- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575314922
作品紹介・あらすじ
生涯を漫画に捧げた「描くひと」の軌跡を、ここに。一九七〇年のデビュー以来、四七年の長きにわたって漫画を描き続けた、谷口ジロー。卓抜の画力を以て、ハードボイルド、格闘、山岳、SF、動物、はては散歩と、漫画のあらゆるジャンルを踏破したその業績は、今もなお光を失うことがない。本書は、谷口がフランスで受けた貴重なロングインタビューを軸にして、生前、交流の深かった人々の証言も交え、その足跡を辿るものである。
感想・レビュー・書評
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『#描くひと 谷口ジロー』
ほぼ日書評 Day612
谷口ジロー図鑑とでも言うべき一冊。
正直、『孤独のグルメ』の絵を描いたひと…くらいの予備知識しかない状態で世田谷文学館での回顧展を訪れ、あのさほど広いとは言えないスペースで見事に体力を消耗させられるくらいに圧巻だったのを、ライブ感と共に思い出す。
原画挿絵多数、原作者や同業者、編集者などによる、谷口評もなかなかに面白い。
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そんな後日譚もありました 主人公が主に歩く地域は清瀬 その中に『狼は帰らず』という登山家・森田勝の伝記があった でも長いシノプシス(粗筋)は書かない 逆に矢継ぎ早に話す感じを出そうとしているのです キャラクターが魅力的で偏在的であることです ほう芳文社 遂に鴎外と永訣し プラクティカル(実用的)・ジョーク スクリプト(台本) ある意味、明治末年の思想が主人公だからね やはぎ矢作俊彦 漫画界の小津安二郎 絵の表現そのものに文学や音楽のような感覚的奥行きを求めている 藤田嗣治つぐはる うすずみ薄墨 尾崎翠みどり 内田百閒 『父、帰る』 『善き人のためのソナタ』 『闇の奥義』 品川洲崎の漁師達が鯨を天王洲に追い込み解体する 木を伐ったり 私を掻き立てるものは、成功したいという欲求ではなく、大切な漫画を語りたい、描きたいという「望み」なのです。 そうしょ叢書 漫画独特の物語的機能と開かれた流動性を持っている ニヒリズムすれすれの運命論的諦観といった特徴は 昔日の面影 蒼い瓦礫 何というか自由で軽やかな身体が前提の当時の漫画の世界に「役立たずの肉体」を鮮烈に描き出した
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