王様のトリック (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 400
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575513981

感想・レビュー・書評

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  • 文体稚拙
    犯人とトリックをほぼ丸出しにした形でミステリと言われても、どこに面白味を見出せば良いのか…
    普段一気読みするところ、今回何度本を閉じたことか。苦しかった。

  • 手垢がたっぷりついた冬山密室トリックにあえて挑戦した作品。こういうのどこまでいったらネタバレになるのかわからないから内容には触れないが、個人的には楽しめたが、宣伝文ほどのおどろきはないと思われる。

  • 雪に閉ざされた山奥の「奇巌城」とよばれる建物内で展開するストーリー。典型的なクローズドサークルものです。

    舞台となる奇巌城に登場する人物は5名。帯にも書かれているように、犯人はその中の2名。話の中でもその設定は展開され、5名がそれぞれ相手を疑う中、1人また1人と殺されていき、ついに3人目も殺される……。

    生存者が3名になったあたりから、この先どうなっていくんだろうと、かなり話に引き込まれたのですが、結末はまとめられているものの、今ひとつ物足りなさを感じました。

  • 序盤から中盤までは面白く楽しみながら読むことができた。
    クローズ・ド・サークルの王道をいくような「雪に閉ざされた山荘」。
    犯人が二人いて、被害者となるべき人間たちには誰と誰が共謀しているのかまったくわからない。
    会話だけを頼りに、互いを探り合う中で、注意深く細かな違和感を感じとる者もいる。
    早々に、一番犯人らしくない人間が犠牲者となる。
    残された者たちは疑心暗鬼となり、精神状態は混乱を極めていく。
    動機に関しては一応納得はした。
    犯人は無関係で罪のない者を死に追いやり、殺人の動機とは直接関係のない者まで残忍なやり方で命を奪っていく。
    生存者が二人になったところから始まる事件の種明かし。
    言い訳にしか思えない身勝手な論理。
    唯一の救いは、死を覚悟した人間が残していった純粋な魂の言葉だけだ。
    冒頭では、編集長の言葉を借りてタイトルに関するこだわりが語られている。
    それをそのままこの物語にあてはめたい。
    「王様のトリック」とは、内容から考えてもあまりに仰々しいタイトルではなかったのかと。

  • なんか最後がきれいに終わりすぎ?
    トランプの話はちょっと分かりづらかったかな。

  • 微妙

    序盤から中盤まで男たちが言い争う同じような場面が続き退屈。

    オチもあまりおもしろくない

  • 雪で閉ざされた山荘での連続殺人ストーリー。いつものパターン通り、犯人は誰か分からない。特に新鮮さは感じることはなかった。淡々と読み終えた。

  • 確かに、煽り文句(犯人が2名)の割にトリックとしては拍子抜けしたところはありますが、某ECサイトのレビューでのが批評」ほど、酷いとは思わず。ちゃんと作品として楽しめました。

    1泊2日での出来事(しかも1日目は夕方スタート)スピード感があったためか、また心理戦というほどのこともなく少し恐怖が軽減されたの残念だったことと、一番ひどい殺され方をされたM(凍死)が、なんというか一番犯人の動機から遠かったのは残念でしたが。

  • 2016年2月15日読了。
    2016年70冊目。

  • 悲しいけど、希望のある結末でした。

    犯人は2人、登場人物は5人という
    煽りも、面白いと思います。。・。

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著者プロフィール

東京生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送ディレクター、編成プロデューサー、 扶桑社書籍編集長を経て1990年より専業作家。
1986年扶桑社在籍中に執筆した『Kの悲劇』でデビュー。2009年10月発売の『蛍坂』が200冊目の著作。
2011年9月ライフワークの『魔界百物語』がスタート。100本の書き下ろしミステリーに挑む。

「2012年 『幻影城の奇術師』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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