ヒトリシズカ (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 6050
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575514933

感想・レビュー・書評

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  • ひとりの少女が悲しみを背負ったまま殺人を繰り返していくなんとも救われることのないお話。
    そこには、父親を含め何人もの人が関わっていくのにどうして彼女をとめることが出来なかったのか。後手後手にまわっていく展開が心の闇を広げていくようで。

    妹に対する肉親の情が更なる悲しさを深めていったように思える。それで彼女は救われたのだろうか。

    悲しいけれど、とても読み応えのある作品だった。

  • 静加の心情をもっと描いてほしかったなぁ。
    客観的事実ばっかりで感情移入しにくい。

  • このストーリーが好きな人はぜひ 果てしなき渇き を読んでほしいです。展開が似てるけどこのお話より圧倒的。

  • 様々な人物の語りで進む短編。全ての事件の背後には一人の少女の存在がある。
    最後まで彼女自身の視線で語られることはないので、彼女は一体何を思い、どう生きたのかよくわからない。
    ラストは少し肩透かし気味に感じたものの、一気に読んでしまった。(2014.8.4)

  • 連作短編集。
    一人の少女にからんだストーリーでが、最後はそうきたか~!!
    誉田哲也さんのミステリーは「ストロベリーナイト」のようなグロテスクな表現があることもありますが、こちらはそれほどでもなく。
    面白かったです。

  • ヒトリの少女を中心に5つの物語が徐々につながる。

  • 20130523

  • 読み手を引き込む力がとてつもない。
    「静加」があまりにミステリアスで、読み進めながら必死に彼女を追おうとする自分がいた。
    色々と衝撃的で、今まで読んできた誉田さんの作品とはひと味違います。

  • 暴力団構成員が射殺された。
    まもなく容疑者がみつかり、事件は解決かと思われるが、解剖の結果から不可思議な事実が…。


    これも警察小説に入るのかな?
    やっぱり誉田さんのミステリー作品はおもしろいですね。

    人間の怖さみたいなものに、ぞくぞくきます。

    語り手は警察官や元警官などで、章ごとに変わります。
    事件の内容も変わります。

    でも、最後に1本の線でつながる。

    その爽快感はたまりません。

    ただ・・・結末は、少し哀しいです。

  • 誉田氏の作品は何作か読んでいる。
    ストロベリーナイトシリーズ、
    武士道シックスティーン(←セブンティーン以降はまだ・・・)
    この作品は警察小説であって、そうでない感じがした。
    話が広範囲に広がっていて、何度か読み返してしまった(笑)
    海外の小説のように、登場人物を最初に書いておいて欲しかったくらい^^;
    個人的な感想を述べると、ちょっと・・・という感じ。。
    しかし誉田氏の作品は好きなので、☆ひとつ減点というコトで。

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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