ハードボイルド・エッグ 新装版 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
3.29
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本棚登録 : 321
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575517521

感想・レビュー・書評

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  • 最高に面白かった
    まさか最後まで犬を探すとは思わなかったけど笑

    荻原浩は二作目だけど、やっぱし面白いな~
    最後はホロリときちゃった
    二人とも似てたのね、本に影響されるの
    読みかけとか、、あー愛を感じる

    登場人物みんなの憎めないとことか、主人公の独白とかがだいすきでした
    クスッと笑っちゃう感じがね

    2018.06.04

  • 新装版とのことで、即購入。
    久しぶりの荻原小説。
    彼の作風の魅力のひとつでもある登場人物たちの一癖も二癖もある独特な発言に、今回もたっぷり笑わせて頂きました。
    彼らのお喋りに読んでいて思わず顔がニマッとしてしまうので、外出先で読む際には要注意かも。

    荻原さんの描くお話は徐々に徐々にワクワク感が増してくるのだが、本作はその起伏もゆったり軽め。
    私も、私の中のJのようなお店を探してみようかな。

  • 20240426
    読了。面白かった!
    ストーリーよりもその場その場のシーンを楽しめるような小説。ふふって笑えるシーンがたくさんあった。

  • 動物探偵の物語。すごく人間味のある作品。

  • フィリップ・マーロウに憧れてる割にはあまりハードボイルドな雰囲気はなかった。
    時々マーロウのセリフを引用する程度。中盤までのペットの捜索は少々退屈するが、殺人事件が起きてからは物語がスピーディーに展開する。探偵とお婆ちゃんが織りなすコメディ・ミステリーがベースだが、動物の命や人間の寿命、人との出逢いと別れの切なさ等を考えさせるテーマも内包した良作だと思う。普通に面白かった。

  • ハードボイルドなのか?ミステリーなのか?

    ハードボイルドって激しいアクションがメインと思っていた自分にとっては新しい探偵小説とも思えた

    フィリップ・マーロウに憧れ、真似て、自分の道を歩む主人公
    華を添えるダイナマイト・ボディ(?)の秘書とのやり取りが堪らなく面白い

    内容は当然殺人事件の解決
    しかし、メインはどう読んでも動物捜索探偵事務所な感じだ

    それでも、笑わしてくれる事は間違いなく、終わり方もどこか切ないが、スッキリさせてくれた

  • 記録

  • マーロウに陶酔する、仕事といえばペット探しくらいの探偵と、80越えのおばあおばあちゃん、綾のコンビが軽妙なやり取りをしながら物語が進む。くすりと笑えて後半は一気に引き込まれる展開もある。泣ける、という帯の触れ込みほどではないものの、ラストは良かった。

  • 一般的に想像するいわゆる「探偵小説」とは、趣が異なる探偵小説。
    ハードボイルドを志向する主人公の語り口調や行動と、現実とのギャップが微笑ましく展開される。
    これまで「ハードボイルド」という単語を、その意味をもつ単体の単語として認識していたため、本書のタイトルの意味がいま一つ不明であったが、「ハードボイルド」の語源と最後のシーンで腑に落ちた。

  • ハードボイルドエッグは固ゆで卵。続編のタイトルはサニーサイドエッグ。
    フィリップ・マーロウに憧れるがゆえに変人の域にある私立探偵が主人公のユーモア?ミステリー。現代日本でハードボイルドは大変、ゆえにおかしみ。
    チャンドラー、ひっぱりだしてきて再読しよう。

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著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞。14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞。16年『海の見える理髪店』で直木賞。著作は多数。近著に『楽園の真下』『それでも空は青い』『海馬の尻尾』『ストロベリーライフ』『ギブ・ミー・ア・チャンス』『金魚姫』など。18年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家デビュー。

「2022年 『ワンダーランド急行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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