- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575517569
感想・レビュー・書評
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軽くてすっと読み終わる。コメディタッチで、細かい事を気にせず、楽しく読みたい小説。
表題となっている1話と2話はアッコさんの部下の”三智子”が主人公の連作。3話と4話は、そこから派生したストーリーでした。
1話は2011年初出誌なので、灰皿の片付け、お茶汲み、バレンタインといった、今では問題になりそうな事が、沢山出てくるけど、根底に労いの気持ちや思いやりがあるからこそ素敵だと思った。良くも悪くも、色々な事がおおらかな時代の事務職。
前半に比べ、3話、4話は読み応えがあった。
特に3話は学生生活を思い出し、センチメンタルな気持ちになりました。思い描いた通りでなくても、人は成長するし、自分が思うよりも、他人から見た自分は素敵なのかもしれない。
よく世代で区切られるけれど、根本的な部分は変わらず引き継がれていく。色んな年代の人とコミュニケーションをとっていきたいと思った1冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
古本市で購入。
最後の短編がこの本の中では一番好きです。 -
『食べることは生きること……。一杯の温かい飲み物が人と人の心を繋ぐんですねえ』
P91
寂しい時、悩んだ時 反対に 嬉しい時、楽しい時
どんな時でも、誰かと温かくて美味しいご飯を共有したい。
シンプルにそう思いました。
元気の源は美味しいご飯。
4編からなる短編集で、最初の2編はアッコちゃんと三智子の話。後半2編は舞台は違いますが、
アッコちゃんのポトフをひっそりと感じる話です。
読後は明るい気持ちで美味しいご飯を誰かと食べたくなりました。
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提供できるネタが多ければ多いほど、人間関係って楽になるわよ。
辛い環境にさっさと見切りをつける人種だけは許せない。
展開が都合がいい。人とのつながりで問題を解決していく。非現実的で実社会ではこううまくはいかない。ところどころ処世術のようなものもあって、使い古されているものだけれど改めて参考になった点もあった。 -
軽く読めて良かった。
すっきりするし、誰も不幸にならないし、登場人物のアイデアは面白いけど、まぁ世の中そんなに上手くいかないよなぁとは思ってしまった。こんな店あったら行きたいな、とは思った。評価は2と3の間くらいかな…
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上司のスーパーウーマン、アッコさんとNoが言えない派遣社員の三智子。
お弁当とランチを一週間交換しているうちに…。
最初は楽しかったのだけれど、あまりにもどんどん話が都合よく進んでいくため二話目から興醒め。
現実味の無い、大人のおとぎ話。
頑張る女子達を応援する短編集だけど、艱難辛苦を生き抜く身にはゆるゆるに感じます。 -
派遣社員で、彼氏にフラれたての三智子は、長身で敏腕の部長(あだ名はアッコちゃん)から、一週間のランチの交換を命じられる。
三智子の弁当と交換に、彼女の指示する通りのランチを食べて来るというルール。
一日中会社の中にいた三智子が、ランチタイムに外に出て、アッコちゃんをよく知る人々とふれあい、美味しいランチを食べるうちに、元気を取り戻す。
発売当時大好評だった作品を見かけたので、読んでみた。
通勤の片道で読了。
つまらなくはない。好みの問題だけど、私にはちょっと薄味かな。 -
昔読んだ「あまからカルテット」が面白かったので、こちらもどうかな?と思ったのだけど、私には合わなかった。
アッコさんと三智子がランチを交換する話はとても面白くて、アッコさんの秘密を三智子と一緒に覗き見しているようなワクワク感に心が躍った。
お仕事小説なのだけど、あまりお仕事に触れることもなく、ちょっと気分転換したい時にサクッと読める1冊。
続きもあるようなので、サラッと読みたい本を求めているときにでも読んでみようと思う。 -
お腹空いてる時に読んではダメだ。 そんなに上手くいく?的な展開ではあるけど、ものすごくサクサクと読めるし疲れない作品。