- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575521023
作品紹介・あらすじ
11月になり、『やおよろず』の辺りも寒さが厳しくなったきた。中秋の名月は過ぎたがお月見をすることになり、天、燦、因幡とともに準備を進める芽衣。近くの野原にススキを調達に行った芽衣は、鹿屋野比売神という神様に出会う。彼女は「夫も天さんにお世話になっている」と言うが――日本中の神様がお伊勢参りにやって来る宿『やおよろず』を舞台に、神様との心温まる交流を描いた大人気シリーズ。
感想・レビュー・書評
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因幡の白兎やるな…とんだいたずらっ子
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#読了 芽衣があまりにも後先考えず突っ走りすぎ!ここが許容できるか否かが評価の分かれ目かもしれん。神様が無茶苦茶やったりだと、「まあ、神様だもんね」で流せるけれど、唯一の人間である芽衣にはどうしても共感を求めてしまいがち。前巻を読んでから時間が経ってしまっているから比較はできないけど、今回はかなりうかつな気がする。
とはいえ、神様たちはとてもいいキャラしている。ついに荼枳尼天まで現れて急展開すぎてびっくり。どうなることかと思ったら、案外あっさりなんとかなってしまって少し拍子抜けかな。 -
芽衣ちゃんほんとつっぱしっちゃってあぶなっかしいけど、うざくならず可愛らしさを保ってるのは作者の力量か単に私の好みの問題か。
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続きものなので、最初の気持ちからどんどん愛着がわくか、
冷めていくかのどちらかと思っていたけれど、
いい意味でいつも新鮮で面白くて、続きも気になる一冊。 -
特になにがあるって訳では無いのですが、軽くて読みやすい。
設定が変わらずふわふわしてますが、その分さらっと読めます。 -
2018年4月双葉文庫刊。追い出された因幡とくくりひめの秘密、軍人は畑を愛する、護りの巨神とうなぐひめ、暴れる狐と荼枳尼天、の4つの連作短編。ハラハラドキドキの場面もあって、それなりの出来のお話でした。安定路線です。