海辺の週刊大衆 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575521061

作品紹介・あらすじ

無人島に週刊大衆しかない!――テレビもない、ラジオもない、車は一切走ってない。あの村より何もない場所。ここは無人島。茫洋と広がる海辺に取り残された男がひとり。傍らには、何故だか“キング・オブ・週刊誌”の『週刊大衆』が一冊。“無気力文学”の鬼才が描く、徹底的に何も起きないサバイバル小説。カンカンと照りつける太陽の光と、『週刊大衆』の表紙の煌びやかな色彩の果てに、彼は何をみるのか。又吉直樹氏主演によるまさかの映画化で奇跡の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 海辺に置かれた一冊の週刊大衆で一冊描き切る妄想力。ニヤニヤが止まらない。

  • せきしろの小説は初めて読んだのだが、イマイチ自分には合わなかった。
    作者の大喜利のセンスは個人的にすごく好きで、そのセンスは作品にも強く出ていて、「週刊大衆」をお題にしたネタの発想にはいちいち感動すら覚えるほどなのだが、ほとんどが単発のネタの列挙で「物語」が欠落している。小説としてのダイナミズムや展開によるカタルシスが無かった。

  • 何も起こらないという意味はそういうことか!
    せきしろさんお初ですが天才!!!
    好きです!!!
    無気力が救われました!

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著者プロフィール

作家、俳人。1970年、北海道生まれ。A型。北海道北見北斗高校卒。主な著書に『去年ルノアールで』『海辺の週刊大衆』『1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった』『たとえる技術』『その落とし物は誰かの形見かもしれない』など。また、又吉直樹との共著に『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』『蕎麦湯が来ない』などがある。

「2022年 『放哉の本を読まずに孤独』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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