超能力者には向かない職業(3)-それなら、誰のために人を殺すのか (双葉文庫)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575524178

作品紹介・あらすじ

元刑事の麦子は幼い頃に身についた、「人の意識に入り込み、記憶や感情を読める」不思議な力がある。ただし、その力を制御することができない。
ある日、麦子は警視庁に「研修」という名目で呼び出され、病院で眠ったままの男性から感じることをなんでも教えて欲しいと言われる。
断片的な記憶を読み取った先にわかったのは、複雑に絡み合う人と事件。超能力は麦子の力になるのか――。

感想・レビュー・書評

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  • ふたりの人生を視た話。とても複雑にみえてそこまで複雑ではなかった。
    彼女がいたからこそ解決できた事件と事件。

  • 2020年11月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ3作目にして最終巻。警視庁からの極秘の依頼を受け、麦子の能力を使った事件解決を描く。病院で意識の無い男性の記憶を読み、推理する様は、地味ながら、緻密な展開で、興味深い。別な事件がかかわってくる辺りから俄然面白くなり、どうなる感を煽る。ラストのどんでん返し的な幕引きも見事で、オマケ的な麦子の能力の変化というか変遷も面白かった。

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著者プロフィール

一九六四年大分県生まれ。横浜市立大学文理学部卒業。二〇〇八年、「千の花になって」(文庫化にあたり『踏んでもいい女』に改題)で第九回小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。姉妹の確執を描いた第二作『凍花』がベストセラーに。他の著作に『幻霙』『日本一の女』『40歳の言いわけ』がある。

「2017年 『五十坂家の百年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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