京都寺町三条のホームズ(16)-見習いキュレーターの健闘と迷いの森/前編 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 549
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575524567

作品紹介・あらすじ

大学に入学して二度目の冬。葵は家頭邸で、円生の作品の展覧会をすることになった。

なかなか良いアイデアが浮かばず、動けずいた葵だが、そんななか、京都市北区役所から
葵たち学生に「『船岡山エリア』を活性化させるための手伝いをしてほしい」という申し出がくる。

一方、清貴のところに、祇園で地下クラブを経営する敦子から、「自分の華道教室に通う生徒の婚約者の浮気調査」という、妙な依頼が舞い込む……大人気シリーズ、16弾!

感想・レビュー・書評

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  • 京都の船岡山エリアに行きたくなるようなワクワクする描写です。
    葵ちゃんの真っ直ぐに悩んで成長している場面はとても応援したくなります。
    今回はガラス工芸も登場し、ますます美術品の幅が広がり、また登場人物も広がってきてきます。
    梶山家問題の決着はサラッとしていたのですが感動してしまいました。

    早く円生さんの美術展が観たいです。

  • 2021年3月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ16作目。長〜いタイトルの通りのお話で、特に大きな事件が起こるでもなく、前後編仕立てにした意味あるんやろうかと思って読んでました。後編が楽しみです。

  • 最後、ページに余裕があったから余裕を持って読んでいたら「エーッ!まさか、ここで終わり…(゚A゚;)!?」次の巻が出るのを待てば良かったかな~(-_-;)でも番外編も面白かった(*^-^*)♪

  • 今回はこれといったナゾ解きはなく、船岡山プロジェクトや葵が手掛ける円生の展覧会の準備、春彦出生の秘密といったあたりを軸に物語が進みます。終盤、小松探偵事務所に持ち込まれたちょっとした”事件”がなんとなく不穏な空気を醸し出しつつ、後編へとつづくという構成で、円生の展覧会もまだ概要が見えず、次作が待ち遠しくなりました。

    ちょっと気になったのは春彦と両親の血液型の関係。A型とO型からはO型の子供が生まれない、というような内容が書かれていましたが、いや、生まれますよね? 終盤、梶原家で倉科さんが語った内容から、春彦の本当の父親が倉科なのか、ちょっと微妙な状況ってことがわかりましたので、後編でここも種明かしがされるのでしょうか…(血液型の件は春彦の早とちりだったとかなんとか)。

    船岡山プロジェクトでは神戸切子を製作する人たちと出会い、そこに”あの”ユキが! 円生の関係に思い至っていない葵はその切子を円生の展覧会に活用することを思いついた様子。おそらく後編では二人は再会し、また展覧会そのものもどのようなものになるのか、次作に向け興味は尽きません。

  • 今回も楽しく読めた!
    美術品についてが少なくってきているが、ミステリー要素や恋愛要素が増えてワクワクが止まらん!
    葵が企画する円生の展示会が一体どういったものになるのかが早く知りたい。。。
    香織の恋がまた素敵でした!
    春彦がついに真実を知り、これからどうなってくるのやら笑
    船岡山エリアに一度行ってみたくなりました!
    次回作も楽しみ。

  • タイトル通り、円正の展覧会メインの話かと思いきや、「京もっと」の活動と、それに伴う春彦の話や、香織の心模様メインといった感じ。忘れる前に後編希望。

  • キャラクター達がキャッキャと騒ぐのが実に楽しく、微笑ましい。京都のあちこちも見られ、実際に行ってないにも関わらず観光をした気分になれる。さて、今回のトラブルが後半にどう活かされるか、楽しみである。

  • 4.2

  • 後編も気になる。
    京都に行きたくなる。

  • 今回は比較的淡々と進んだ印象。前編だから、謎解きの前振りとして重要なところなんだろうけど、そんなに大きな印象もなく。

    どこのあたりが伏線になるのだろう。後編の方でどうなるか気になる(笑)

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著者プロフィール

北海道出身、現在は京都在住。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞を受賞し、デビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」で第4回京都本大賞を受賞。「京都寺町三条のホームズ」「京洛の森のアリス」「わが家は祇園の拝み屋さん」「満月珈琲店の星詠み」「京都船岡山アストロロジー」シリーズなど著書多数。

「2023年 『京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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